転送タイプ
転送タイプは、2つの在庫組織間で資材を転送する方法を決定します。 転送タイプは、組織間転送と組織内(保管場所間)転送の両方に適用され、在庫配賦先転送と費用配賦先転送の両方に適用可能です。
転送タイプは、次のものに適用されます。
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在庫配賦先転送
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費用配賦先転送
在庫配賦先転送
在庫配賦先転送は、配賦先の在庫倉庫の場所への必要な移動を要求します。 在庫配賦先転送では、転送元組織での出荷によって転送元の在庫が減分され、転送先組織での棚入トランザクションによって転送先の在庫が増分されます。
転送タイプには次のものがあります。
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直接転送タイプ
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移動中転送タイプ
組織間の直接転送では、品目が在庫組織間を直接移動します。 トランザクションを送信した後、転送先の組織によって、即時に資材が受け入れられます。 保管場所間の直接転送では、組織内で在庫が出荷元の保管場所から、出荷先の保管場所へと移動します。 いずれの場合も、資材の転送は即時に行われ、要求した組織は受入を要求しません。
移動中在庫を経由した組織間転送では、品目が移動元の組織から移動中在庫に直接移動します。 移動中在庫を経由した保管場所間転送では、在庫が出荷元の保管場所から移動中在庫に移動します。 移動中在庫を経由した転送タイプでは受入が必要で、受入経路を指定する必要があります。
受入経路のオプションには次のものがあります。
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標準: まず品目を受け入れ、次に検査なしで搬送します。
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直接: 受入時に、品目がその場所に直接搬送されます。
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検査: まず品目を受け入れ、検査して、搬送します。
移動中在庫を経由した転送タイプでは、転送先の組織に到着するまで在庫をトラッキングできます。 通常、輸送時間がかかる場合は資材を移動中在庫に転送します。
費用配賦先転送
費用配賦先転送オーダーは、即時に使用するため、資材を在庫倉庫の場所から購買者の場所へ直接転送します。 費用配賦先転送では、品目が費用計上されるためInventoryでの棚入トランザクションはなく、転送先の在庫は増分されません。
費用配賦先への転送について、在庫配賦先の組織で受入が必要かどうかを示す必要があります。 このオプションを選択した場合、元と先の組織間での費用配賦先転送オーダーには受入が必要です。 このオプションを選択しない場合、転送オーダーは、出荷時点で受入および搬送が完了したとみなされます。 このフィールドは、費用配賦先タイプでのみ使用可能です。
「費用配賦先での受入要」オプションを設定した場合は、受入経路を指定する必要があります。
受入経路のオプションには次のものがあります。
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標準: まず品目を受け入れ、次に検査なしで搬送します。
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直接: 受入時に、品目がその場所に直接搬送されます。
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検査: まず品目を受け入れ、検査して、搬送します。