ノートの管理
サプライ・チェーン・プランニングのノートを使用して、プランに関する重要な情報を文書化して伝達します。
ノートを使用して、プランに関する変更理由の説明、それらの変更に至るまでの意思決定と仮定を示すことができます。 将来の参照や他のユーザーへの詳細の提供のために、これらのノートを保存できます。 プラン管理プロセスの関係者は、文書の変更と仮定に関するノートをデータに添付できます。
ノート機能は、「需要管理」、「供給プランニング」、「プランニング・セントラル」、「セールス・アンド・オペレーションズ」の各作業領域で使用できます。 次に関するノートを作成できます。
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プラン
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品目、組織、顧客のようなプランニング・レベル・メンバー
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品目、組織、日付、メジャーの特定の組合せのようなプランニング組合せ
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例外
ノートを作成する場合は、ノート・タイプを指定する必要があります。 ノート・タイプを指定することで、ノートのカテゴリ分けが可能になり、ノート・タイプを検索基準として使用できます。 次に、事前定義済ノート・タイプを示します。
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一般
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前提
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決定
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問題
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可能性
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リスク
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参照
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特殊
ノートが非公開か公開かも指定します。 非公開のノートを表示できるのは、ノートを作成したユーザーのみです。 公開のノートを表示できるのは、そのオブジェクトが関係付けられているすべてのユーザーです。
「需要管理」作業領域または「販売および業務」作業領域から「ノート」表にアクセスして、製品階層のプランニング・レベル・メンバーを表示できます。 レイアウトを作成し、レイアウトの一部としてダイアログ・ボックスのかわりに「ノート」表を表示できます。 「ノート」表は、「供給プランニング」または「プランニング・セントラル」には使用できません。
プランに対するノート
プランのノートを作成できます。 プランをコピーすると、そのプランに関連付けられているノートが新しいプランにコピーされます。
プランのノートを作成するには、次の手順を実行します。
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プランの「プラン・オプション」ページを開き、「ノートの管理」アイコンをクリックします。
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「ノートの管理」ダイアログ・ボックスで、「処理」→「作成」をクリックします。
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「ノートの作成」ダイアログ・ボックスで、ノートを追加します。
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「OK」をクリックします。
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「保存してクローズ」をクリックします。
プランニング・レベル・メンバーに対するノート
品目、組織、顧客のようなプランニング・レベル・メンバーに、ノートを関係付けることもできます。 階層の任意のレベル(個々の品目、ブランド、製品カテゴリなど)でノートを作成できます。
階層の下位レベルで作成したプランニング・レベル・メンバーのノートは、「ノートの管理」を集計レベルで開くと表示されます。 レベル・メンバーに対して作成したノートは、プラン固有ではありません。 したがって、レベル・メンバーに関係付けられたノートは、そのメンバーが含まれているすべてのプランで表示可能です。
レベル・メンバーに対するノートを作成するには、レベル・メンバーを選択し、「処理」メニューから「ノートの作成」を選択します。
既存のノートを表示、編集または削除するには、レベル・メンバーを選択し、「処理」メニューから「ノートの管理」を選択します。
プランニング組合せに対するノート
特定の品目、組織、日付、メジャーの組合せのようなプランニング組合せを対象にしてノートを関係付けることができます。 プランニング組合せは、表内のセルとして表示されます。
任意のレベルでノートを作成できますが、そのノートは作成したレベルでのみ表示が可能です。 たとえば、ブランド、月およびメジャーの組合せでノートを作成した場合、そのノートを品目、日およびメジャーのレベルで表示することはできません。
プランをコピーすると、プランニング組合せに対するそのプランに固有のノートもコピーされます。
プランニング組合せのノートを作成するには、次の手順を実行します。
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表のセルを選択します。
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「処理」メニューから「ノートの作成」を選択します。
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ノートを追加します。
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「保存してクローズ」をクリックします。
プランニング組合せで既存のノートを表示、編集または削除するには、次の手順を実行します。
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表のセル・レベルで「ノート」アイコンを選択します。
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「処理」メニューから「ノートの管理」を選択します。
プランニング組合せにノートを作成し、関連付けられたメジャーがプラン間で共有されている場合、ノートはプラン固有ではありません。 この場合、ノートはすべてのプランで表示可能です。 ノートがプランニング組合せに対して作成されていて、関連付けられたメジャーがプラン間で共有されていない場合、そのノートはプラン固有です。 この場合、ノートはそのノートを作成したプラン内で表示可能です。
例外に対するノート
ノートは例外に関連付けることができます。 例外に対するノートは、プランの実行に共通して保持されます。 プランの再実行後も例外が存在する場合、例外に対して関係付けられたノートはすべて保持されます。 例外が解消されると、その例外はアプリケーションから削除されます。 その場合、その例外に関係付けられていたノートもすべて削除されます。
例外のノートを作成するには、次の手順を実行します。
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例外の表行の「ノート」アイコンをクリックします。
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ノートを追加します。
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「保存してクローズ」をクリックします。