メジャー・ベース例外の計算
メジャー・ベース例外の計算スケジュール済プロセスを使用して、特定のプランおよび例外セットのメジャー・ベース例外をプラン実行とは無関係に計算します。
使用する場合
前回のプラン実行以降のユーザー更新に基づいてメジャー・ベース例外を増分ベースで計算する場合は、メジャー・ベース例外の計算スケジュール済プロセスを実行します。
メジャー・ベース例外の計算スケジュール済プロセスは、新しい例外を構成したり、既存の例外の構成を変更し、結果を表示する場合にも使用できます。
必要な権限
- スナップショットでのプランの実行(MSC_RUN_PLAN_WITH_SNAPSHOT_PRIV)
仕様
「メジャー・ベース例外の計算」プロセスを使用して、プランで選択した例外セットに含まれる例外のサブセットを計算するには、計算する例外のみを含む新しい例外セットを構成します。
このスケジュール済プロセスを設定する前に、次の内容を確認してください:
仕様 | 説明 |
---|---|
ジョブ・タイプ |
アドホック・ジョブまたはスケジュールとして実行し、夜間など定期的に実行します。 新しい例外を構成した場合、または既存の例外の構成を変更した場合は、そのプロセスをアドホック・ジョブとして実行して、これらの新しい例外と変更された例外を計算できます。 プランナが行ったメジャー編集に基づいて、プランの実行時よりも頻繁に例外を再計算する場合は、プロセスを定期的に実行するようにスケジュールできます。 たとえば、プラン実行が週に1回スケジュールされている場合、メジャー・ベース例外の計算プロセスを毎晩実行するようにスケジュールできます。 |
頻度 |
プランナが日中に行ったメジャー編集に基づいて例外を計算するために、夜間に実行できます。 日中に実行して、新規例外または変更された例外を計算できます。 重要なメジャー編集が行われ、例外に対するこれらの影響を識別する必要がある場合、その日中に実行することもできます。 |
時間 | 通常は、夜間や週末などの時間外に実行されます。 ただし、例外を再計算する必要がある場合は、その日の間にこのプロセスを実行することもできます。 |
期間 | 計算される例外の数およびプランのデータ量に基づく変数。 |
互換性 | メジャー・ベース例外の計算プロセスとプラン実行プロセスは、同じプランに対して同時に実行できません。 同じプランに対して同時に送信された場合、プロセスは順次実行されます。 |
パラメータ
パラメータ | オプションまたは必須 | 説明 | パラメータ値 | 特別な組合せが必要 |
---|---|---|---|---|
プラン | 必須 | メジャー・ベース例外を計算するプラン。 | 既存のプランのリスト。 | なし |
例外セット | オプション | 計算する例外を含む例外セット。 |
既存の例外セットのリスト。 プランで選択した例外セットのすべての例外を計算する場合は、空白のままにします。 プランで選択した例外セット内の例外のサブセットを計算する、値リストから特定の例外セットを選択します。 選択した例外セットに含まれる例外のみが再計算されます。 プラン内の他の例外は削除または更新されません。 |
なし |
トラブルシューティング情報
- 「スケジュール済プロセス」作業領域で、「メジャー・ベース例外の計算」プロセスのステータスを表示できます。
- プログラムが発行されると、「スケジュール済プロセス」作業領域の指定に従って、「再発行」、「保留」、「プロセスの取消」または「プロセスのリリース」を実行できます。
- プロセスが完了すると、プロセスによって生成されたログに、処理された特定の例外と各例外の数がリストされます。 例外を計算できない場合は、説明が表示されます。
- メジャー・ベース例外の計算プロセスでは、事前定義済のオーダー・ベース例外は再計算されません。
- 「メジャー・ベース例外の計算」プロセスで「例外セット」パラメータが空白の場合、プランに関連付けられた例外セットが使用されます。
- 例外計算は、最後のプラン実行以降の定義に対する変更を含む、これらの例外の現在の定義に基づきます。
- 再計算結果を表示するには、アプリケーションをリフレッシュする必要があります。