見積荷揚原価の作成
ユーザーは、取引操作を使用して、資材の購買オーダー受入に関連付けられた荷揚原価手数料をシミュレートし、見積もることができます。 ユーザーは、今後の出荷に対応する取引操作を作成して、その出荷について発生した荷揚原価手数料を取得することができます。
荷揚原価機能を使用すると、輸送費、取扱手数料、保険、関税、税金などのサプライ・チェーン原価について、財務的な可視性を確保できます。 荷揚原価は品目の原価のかなりの部分を占めることがあるため、荷揚原価を財務プロセスや意思決定に正確に組み込むことが重要です。 取引操作は、「荷揚原価」作業領域の「取引操作の管理」ページで作成します。 購買オーダー番号や事前出荷通知(ASN)などの様々な識別子に基づいて、購買オーダーを取引操作に関連付けることができます。
見積荷揚原価を作成するには、次のステップを実行します。
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「ナビゲータ」メニューから、「受入会計」を選択します。
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「タスク」パネルから、「荷揚原価プロセスの管理」を選択します。
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「資材購買オーダー・データの準備」プロセスを問い合わせて実行します。 このプロセスは、荷揚原価用に選択できる承認済購買オーダーのリストを更新します。
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「タスク」パネルから、「取引操作テンプレートの管理」を選択します。
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必要なテンプレートを検索し、「テンプレートから作成」ボタンをクリックします。 取引操作名を入力し、取引操作を保存します。
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(オプション)。 受入会計配分に含めない手数料明細について、「仮」オプションを有効化します。 このオプションは、見積原価についてのみ適用可能です。
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「デフォルト資材購買オーダーの関連付け」ボタンをクリックします。
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「選択して追加」ボタンをクリックし、必要な購買オーダーを検索して選択します。 購買オーダー番号や出荷番号(ASN)などの様々な識別子に基づいて、購買オーダーを取引操作に関連付けることができます。 これにより、すべての取引操作手数料が、取引操作ヘッダーで指定された資材購買オーダーに関連付けられます。
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「保存」をクリックします。 アプリケーションによって購買オーダーが取引操作手数料明細に関連付けられた後、手数料明細ステータスの上にマウスを重ねると、「配賦の準備完了」というメッセージが表示されます。
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手数料をクリックします。 ページの「手数料詳細」領域に、手数料に関連付けられた購買オーダー明細スケジュールが表示されます。
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取引操作ヘッダーの「処理」メニューで、「手数料の配賦」を選択します。 手数料明細ステータスが自動的に更新され、アイコンの上にマウスを重ねると、「正常に配賦済」というメッセージが表示されます。 「荷揚原価手数料」領域には、各手数料の合計金額が表示されます。 これは、購買オーダー内の品目が完全に受け入れられたときに適用されると予想される、見積手数料金額です。
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取引操作ヘッダーの「処理」メニューで、「ステータスの更新」を選択します。
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取引操作ステータスを「オープン」に設定します。 これにより、この取引操作内の手数料が、取引操作で参照される購買オーダーに対して受け入れられた品目の資材原価に追加されることが、受入会計に知らされます。 受入アプリケーションで受入を作成し、送信します。
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「ナビゲータ」メニューから「ツール」を選択し、「予定済プロセス」を選択して、「受入から原価計算へのトランザクションの転送」プロセスを実行します。
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「荷揚原価」作業領域で、「タスク」メニューから「荷揚原価プロセスの管理」ページに移動します。 「荷揚原価手数料の配賦」プロセスを選択し、「パラメータの定義」リージョンで、「受入に手数料を適用」オプションを「はい」に設定します。 プロセスを送信します。
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(オプション)。 「ナビゲータ」メニューから、「受入会計」を選択します。 「タスク」メニューから、「受入会計配分の作成」を選択します。
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「タスク」メニューから「品目荷揚原価の表示」を選択します。 購買オーダー番号と受入を選択します。 表示される品目荷揚原価には、資材および荷揚原価手数料が含まれます。
サービスPOから手数料を作成するには、「集計」として手数料基準を選択し、「サービスPO」を選択する必要があります。 「購買オーダー番号」には、固定価格サービス・タイプの購買オーダーのみがリストされます。 「購買オーダー番号」、サービス購買オーダー番号および「サービス購買オーダー・スケジュール」を指定します。
サービス購買オーダーから手数料を作成すると、購買オーダー番号が手数料関連付けの参照になるため、手数料参照なしでも自動的に、手数料明細が請求書明細に関連付けられます。