パフォーマンス文書とパフォーマンス目標の連携方法

このトピックでは、パフォーマンス管理と目標管理がどのように連携するかについて説明します。従業員のパフォーマンス文書にパフォーマンス目標を含めることができます。これにより、パフォーマンスをレビューし、割り当てた目標が達成されたかどうかを評価できます。

パフォーマンス文書に表示されるパフォーマンス目標の詳細は、常に目標管理に表示される目標の詳細と同期されます。この同期はどのように実行されるのでしょうか。レビュー期間およびパフォーマンス文書の「パフォーマンス目標」セクションは、パフォーマンス文書とパフォーマンス目標の統合に役立つコンポーネントです。

レビュー期間

パフォーマンス・テンプレートを作成する場合は、文書期間ごとにレビュー期間を選択します。また、文書タイプをパフォーマンス・テンプレートに関連付けます。

目標プランを作成するときに、レビュー期間を選択し、パフォーマンス文書タイプを目標プランに関連付けます。パフォーマンス・テンプレートに基づいて目標プランを作成すると、そのテンプレートと同じレビュー期間およびパフォーマンス文書タイプの目標プランの目標のみがパフォーマンス文書に表示されます。

パフォーマンス目標セクション

パフォーマンス・テンプレートのパフォーマンス目標セクション・タイプを使用して、パフォーマンス目標のセクションを作成します。パフォーマンス目標セクションでは、評点モデルを使用して従業員を評価し、計算ルールを使用して総合目標セクションの評点を計算できます。評点およびコメントを必ず使用可能にして、マネージャ、従業員および参加者がセクションに対する評点を選択し、コメントを入力できるようにしてください。

「パフォーマンス目標」セクションで、次のチェック・ボックスを選択できます。

就業者パフォーマンス目標の移入: 目標管理の目標プランからパフォーマンス文書に目標を追加する場合。
目標管理ビジネス・プロセスからの目標の加重を更新するための目標更新処理を許可: パフォーマンス文書の目標を、目標管理で改訂された加重で更新する場合。

この図は、文書タイプおよびレビュー期間が、パフォーマンス文書と目標プランの統合にどのように役立つかを示しています。図に示すように、Standard Performance Document Templateパフォーマンス文書テンプレートとFY2020 Goal Plan目標プランの両方で同じ文書タイプとレビュー期間が使用されています。 Standard Performance Document Template文書テンプレートに基づいてPerformance Document 2020という文書が作成されると、FY 2020 Goal Plan目標プランで使用可能なGoal Management Goal 1という目標が自動的に含められます。 FY 2020 Goal PlanのPerformance Document 2020文書に目標が追加されたことがわかります。

図の最初のボックスは、パフォーマンス文書テンプレートのコンポーネントを示しています。 2番目のボックスには、テンプレートから導出されたパフォーマンス文書のコンポーネントが示されています。 3番目のボックスには、統合に役立つ目標プランのコンポーネントが示されています。

パフォーマンス文書へのパフォーマンス目標の追加

次の方法でパフォーマンス目標をパフォーマンス文書に追加します。

目標を追加する目標プランで従業員またはマネージャによる目標の追加が許可されている場合は、従業員およびマネージャが、個々のパフォーマンス目標またはライブラリ目標をパフォーマンス文書に直接追加できます。目標に追加できるのは、パフォーマンス文書構成と一致する目標プランのみです。

ノート:
承認が有効な場合、承認プロセスの完了後にパフォーマンス目標が含まれます。
従業員およびマネージャは、従業員の他のパフォーマンス文書からパフォーマンス目標をインポートできます。目標のインポート時に、評点および評価コメントはコピーされないことに注意してください。
目標管理の目標プランをパフォーマンス文書タイプに関連付けることができます。関連付けられた文書タイプに基づいてパフォーマンス文書を作成すると、その目標プランの目標がそのパフォーマンス文書に追加されます。

パフォーマンス文書のパフォーマンス目標の更新

マネージャまたは従業員は、目標管理のパフォーマンス文書にすでに存在する目標を編集できます。目標が含まれているパフォーマンス文書の変更内容の更新方法は、次のとおりです。

マネージャまたは従業員がパフォーマンス文書を開いた場合、パフォーマンス目標に対する変更内容は、加重以外はすべてパフォーマンス文書に表示されます。
マネージャまたは従業員がパフォーマンス文書の「目標の更新」処理を使用する場合にのみ、目標の編集内容が、加重も含めて文書に表示されます。

目標管理からパフォーマンス文書に新しいパフォーマンス目標を移入するには、「目標の更新」処理を使用します。

パフォーマンス文書で目標を編集すると、パフォーマンス文書を保存または送信したときに、目標管理で変更が更新されます。ただし、更新された加重は目標管理にコピーされないことに注意してください。

パフォーマンス文書に指定された目標評点は、目標管理で使用できません。パフォーマンス文書に追加された評価コメントは、目標管理には表示されません。ただし、関連付けられたパフォーマンス文書で、目標管理の目標に追加されたコメントを表示できます。

完了したパフォーマンス文書のパフォーマンス目標

パフォーマンス文書が完了すると、目標管理でその文書のパフォーマンス目標が更新されます。この後、パフォーマンス文書の目標は更新できません。目標管理で目標が更新されても、変更はパフォーマンス文書にコピーされません。

完了したパフォーマンス文書を再オープンすると、文書に含まれているパフォーマンス目標をユーザーが編集できるようになります。目標管理で目標の変更を確認できます。

パフォーマンス文書からのパフォーマンス目標の削除

マネージャおよび従業員のみがパフォーマンス文書から目標を手動で削除できます。パフォーマンス文書に含まれている目標は目標管理では削除できないことに注意してください。まずパフォーマンス文書から削除する必要があります。