トランザクション通貨での収益認識のガイドライン
トランザクションまたは計上済通貨の収益を認識するかどうかを評価する際には、次のヒントおよび考慮事項に留意してください:
- 収益ポリシーを達成するのに最適なアプローチがわからない場合は、テスト環境で契約のテスト・データ・セットを実行し、設定を切り替えて契約を破棄し、再処理できます。変更は新規明細および未処理明細にのみ適用されるため、このテストによって、2つの異なるアプローチで会計結果を比較し、どちらが既存の契約に影響を与えずにニーズに適合するかを判断できます。このアプローチの使用を開始する前に作成された契約は、ライフ・サイクルの終了時または契約の破棄時まで、使用していた元の方法で引き続き処理されます。
- 契約に重要でない変更が追加され、その後、重要でない変更の変更日より前の日付のトランザクションを受け取った場合、そのトランザクションは現在の契約値に対して現在の日付のトランザクションとして適用されます。
- 非通貨履行義務の場合:
- アプリケーションでは、設定済の初期パフォーマンス・イベント日の時点の換算レートが使用されます。初期パフォーマンス・イベント日が設定されると、このレートを使用して、履行義務の期間の契約負債配分が換算されます。
- 以前の日付の請求または充足イベントの受取によって、換算レートが変更されることはありません。
- 以前に重要でない変更処理が行われた元帳建ておよび非元帳通貨建ての収益契約は、「顧客契約の破棄」プロセスによる処理に適格ではありません。
- 返品は重要な変更として処理されます。転送されたソース文書の明細日付時点で、または空白の場合はシステム日付の時点で、トランザクションが反映および換算されます。
- 履行義務が通貨である場合、この日付はレート日として使用されます。
- 返品された品目に対する認識済収益と、その日の換算レートを使用して換算された収益を取り消す負の充足イベントが作成されます。
- 対応する適用可能なクレジット・メモは、クレジット・メモの日付時点で換算されます。
- 履行義務: テンプレートから作成された履行義務は、通貨として扱われます。