パートナ税金計算の自動請求書検証
税金パートナからの応答の受信後、パートナ税金計算の対象として選択されている買掛/未払金請求書を自動的に検証できます。
現在、「買掛/未払金請求書の検証」プロセスを2回開始する必要があります。最初はパートナ税金データ抽出の請求書にマークを付けるため、次に「パートナ税金明細の記録」プロセスの実行後に再度マークします。
この機能を有効にすると、「パートナ税金明細の記録」プロセスの完了後に「買掛/未払金請求書の検証」プロセスを繰り返す必要がなくなるため、税金パートナ計算ワークフローが簡略化されます。この機能の動作を次に示します。
- 請求書をOracle Fusion Cloud ERPにインポートするには、「買掛/未払金請求書のインポート」プロセスを発行します。
- 「買掛/未払金請求書の検証」プロセスを発行して、パートナ税金データ抽出に含めるようにトランザクションにフラグを付けます。請求書インポート時に「インポート中に税金を計算」オプションが「Y」に設定されている場合、このステップは必要ありません。
- 「パートナ・トランザクション・データ抽出」プロセスを発行して、税金パートナの税金処理に必要な属性を持つトランザクション・ファイルを作成します。
- 「パートナ税金明細の記録」プロセスの発行は、「パートナ・トランザクション・データ抽出」ファイルが処理され、関連する税金結果が返されると、税金パートナによって直接起動され、Oracle Fusion Cloud ERPの税金明細が更新されます。税金パートナがOracle Webサービスを起動すると、「パートナ税金明細の記録」プロセスが自動的に起動します。
- 「買掛/未払金請求書の検証」プロセスが自動的に発行され、請求書が検証されます。「買掛/未払金請求書の検証」プロセスを手動で発行またはスケジュールする必要はありません。パートナ統合ユーザーによって発行されます。
有効化のステップ
このプロセスを有効にする方法を次に示します。
- 「標準参照の管理」にナビゲートします
- ORA_ERP_CONTROLLED_CONFIG参照タイプを検索します。
- 参照コードZX_35388055がまだ作成されていない場合は定義します。
フィールド | 値 |
---|---|
参照コード | ZX_35388055 |
表示順序 | 1などの任意の連番値。 |
使用可能 | 選択 |
開始日 | オプトインの有効開始日(2023年1月1日など) |
終了日 | 値を指定しません |
内容 | オプトインして、税金パートナを使用するAP請求書を自動的に検証します |
摘要 | 空白も可 |
アクセスが必要
税金パートナのオンボーディング時に定義したユーザーに、次の権限を含む構成済ジョブ・ロールを割り当てる必要があります:
- AP_VALIDATE_PAYABLES_INVOICE_PRIV
- AP_SUBMIT_PAYABLES_INVOICE_VALIDATION_REPORT_PRIV
- AP_MANAGE_PAYABLES_INVOICES_PRIV
「請求書オプションの管理」ページで「請求書勘定科目コード付けワークフロー使用可能」オプションを有効にした場合は、「買掛/未払金請求書の検証」プロセスから起動される「請求書勘定科目コード付けワークフローの開始」プロセスにアクセスするための権限をユーザーに付与します。
セグメント・セキュリティが有効の場合は、フレックスフィールド・セグメントへのアクセス権をユーザーに付与します。