税金明細に対する端数処理レベルの使用の例
税金明細の端数処理レベルには、パーティ・タイプ、ソースおよび端数処理レベル値が優先度順に表示されます。端数処理ルールは、最小計上可能ユニットに対する税金の端数処理に使用される方法です。
端数処理の決定方法を確認する場合または設定を修正する場合は、ダイアログ詳細をパーティ情報とともに使用します。
シナリオ
たとえば、購買請求書の「端数処理レベル」ダイアログ・ボックスには次の情報が表示されます。
端数処理優先度 |
パーティ・タイプ |
ソース |
端数処理レベル |
---|---|---|---|
1 |
請求元パーティ |
サプライヤ・サイト |
|
1 |
請求元パーティ |
パーティ税金プロファイル |
ヘッダー |
2 |
請求先パーティ |
サプライヤ・サイト |
|
2 |
請求先パーティ |
パーティ税金プロファイル |
明細 |
3 |
出荷元パーティ |
サプライヤ・サイト |
|
3 |
出荷元パーティ |
パーティ税金プロファイル |
明細 |
4 |
出荷先パーティ |
サプライヤ・サイト |
|
4 |
出荷先パーティ |
パーティ税金プロファイル |
ヘッダー |
デフォルト |
ヘッダー |
レベル1は他のすべてのレベルより優先されます。デフォルトの優先順位は、他のレベルが移入されていない場合にのみ使用されます。端数処理レベルが空白の場合、そのレベルには属性が設定されません。
この例では、ヘッダーの請求元パーティ税金プロファイルの端数処理レベルが正しくない場合、税金明細詳細ヘッダー情報から請求元パーティを特定し、適切なパーティ税金プロファイルを問い合せて設定を変更できます。
これは、端数処理にヘッダー・レベルを使用する単純な例です。明細レベルでの端数処理では、「税務登録の決定」ルールのパーティ・タイプを導出する必要があります。