税金決定プロセスでの税金設定コンポーネントの使用方法

税金決定プロセスでは、税金構成設定およびトランザクションの詳細を使用して、トランザクションに適用する税金および税額の計算方法を決定します。

税金設定コンポーネントを使用した税金の計算方法

税金決定および税金計算プロセスのステップごとに特定の数の設定タスクを完了する必要があります。設定の数および複雑さは、ビジネスを行う場所の税務当局の要件に依存します。

次の表に、Oracle Fusion Taxでトランザクションに対して税金を計算する際の順序を示します。この表は、次の目的に使用できます。

  • 各プロセスの詳細をレビューする。

  • 税金決定および税金計算プロセスの各ステップについて完了する必要がある設定を識別する。

オーダー

プロセス名

アクティビティ

使用されるコンポーネントおよびルール・タイプ(該当する場合)

1

適用可能な税制および候補の税金の決定(準備ステップ)

  • トランザクションの第一者を決定します。

  • 候補の税制を導出するために事業所タイプを識別します。

  • 税制を識別します。

  • サブスクライバ構成オプションを使用して税金を識別します。

  • パーティ税金プロファイル

  • 制度決定セット

  • 構成オプション

2

供給場所および税管轄区域の決定

  • 事業所タイプを識別します。

  • 税管轄区域を識別します。

  • 税務処理基準: 供給場所の決定、または供給場所に対する税金のデフォルト値。

  • 税管轄区域

3

税金適用の決定

  • 前のプロセスからの候補の税金を考慮します。

  • 各税金について税金適用ルールに基づいて税金を除外します。

税務処理基準: 税金適用の決定、および税金の適用に対するデフォルト値。

4

税務登録の決定

適用可能な税金ごとに、税務登録の導出に使用するパーティ・タイプを決定します。

  • 税務処理基準: 税務登録の決定、または税金のデフォルト値。

  • パーティ税金プロファイル

  • 税務登録

5

税金ステータスの決定

  • 適用可能な税金の税金ステータスを考慮します。

  • 税金ステータス・ルールを考慮するか、デフォルトの税金ステータスを使用します。

税務処理基準: 税金ステータスの決定、または税金に定義されたデフォルト値。

6

税率の決定

  • 適用可能な各税金の適用可能な各税金ステータスの税率を考慮します。

  • 適用可能な税金ごとに、税金ステータスに使用する税率コードを決定します。

  • 税率パーセントまたは数量ベースの税金に対する単位当たり税額を決定します。

  • 税金例外が適用される場合は、適用可能な各税金の税率を更新します。

  • 免税が適用される場合は、税率を更新します。

  • 税務処理基準: 税率の決定、または前のプロセスで導出された税金ステータスに定義されたデフォルト値。

  • 税率

  • 製品税金例外

  • 顧客免税

7

課税標準の決定

  • 適用可能な税金ごとに、課税標準算式を識別します。

  • 課税標準算式に基づいて、課税標準および複合詳細を決定します。

  • 適用可能な税金の税込設定を考慮します。

  • 税務処理基準: 課税標準の決定、または税金のデフォルト値。

  • 課税標準算式

  • 税率レベルでの税込設定

8

税金の計算

  • 税金計算算式を識別します。

  • 税金計算算式を使用して税金を計算します。

  • 適用可能な税金端数処理を実行します。

  • 税務処理基準: 税額の計算

  • 税算式の計算(該当する場合)

  • 税務登録、パーティ税金プロファイルまたは税金からの税金端数処理ルール

  • 構成所有者税金オプション

税金控除が適用可能な場合

控除率の決定

  • 品目配分当たりの税額を配賦します。

  • 税金控除タイプを決定します。

  • 税金控除率を決定します。

  • 控除対象税額を決定します。

  • 控除対象外税額を決定します。

  • 税務処理基準: 控除率の決定、または税金に定義されたデフォルト値。

  • 税金控除率