税金レポート・タイプおよび税金レポート・コード
税金レポート・タイプを使用して、税金レポートのトランザクションに関する追加の税金情報を取得します。税金レポート・タイプを使用すると、内部的なレポート・ニーズに対応しながら、国固有のレポート要件も満たすことができます。
税金レポートに追加の粒度を用意するために、税金レポート・タイプの税金レポート・コードを作成します。
税金レポート・タイプにより、特定の税金使用方法(会計分類や税管轄区域など)と関連付ける、特定の情報ユニット(日付やテキスト・コメントなど)を指定します。次のことが可能です。
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税金レポート・タイプを汎用レベル、税制レベルまたは税金レベルで定義する。
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税金レポート・コードを追加する税金レポート・タイプの検証(データ型、最小長および最大長など)を定義する。データ型には、「日付」、「数値」、「テキスト」および「はい」または「いいえ」インジケータがあります。
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税金、税金ステータス、税率、パーティ税金プロファイル、会計分類など、様々なエンティティにまたがる1つの税金レポート・タイプ配下に作成する税金レポート・コードを使用する。
ノート:特定のエンティティに対して税金レポート・タイプを使用するには、「税金レポート・タイプの作成」ページの「レポート・タイプの使用」リージョンで、そのエンティティを税金レポート・タイプに関連付けます。
税金計算に対して、税金レポート・タイプは影響しません。税金レポート・コードは、税金レポートで使用されます。
税金構成により、様々なエンティティと税金レポート・コードとの関連付けが容易になります。エンティティ詳細は、税金リポジトリの一部として格納されます。税金レポートの生成時に、税金明細に関連付けられたエンティティに基づいて、必要な税金コードが導出されます。レポート・タイプ・コードを含める機能は、税金レポート元帳で処理されます。
税金レポート・タイプの使用
一部のレポート・タイプの使用では、税金、税管轄区域、税率および税金ステータスなどのエンティティに対して1対1の税金レポート・タイプの使用関係があります。たとえば、「税金」税金レポート・タイプの使用では、定義した税金に関連付ける税金レポート・タイプ・コードを定義し、「税管轄区域」税金レポート・タイプの使用では、定義した税管轄区域に関連付ける税金レポート・タイプ・コードを定義します。
「会計分類」税金レポート・タイプの使用では、次の分類に関連付ける税金レポート・タイプ・コードを定義します。
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ユーザー定義会計分類
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製品カテゴリ会計分類
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文書会計分類
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トランザクション会計分類
「パーティ税金プロファイル」税金レポート・タイプの使用では、次のパーティ税金プロファイルに関連付けるレポート・タイプ・コードを定義します。
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法的エンティティ税金プロファイル
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法的レポート・ユニット税金プロファイル
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ビジネス・ユニット・パーティ税金プロファイル
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第三者税金プロファイル
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第三者サイト税金プロファイル
「プロセス結果」税金レポート・タイプの使用では、次のルール・タイプに関連付けるレポート・タイプ・コードを定義します。
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直接税率決定ルール
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供給場所ルール
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税金適用ルール
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税務登録ルール
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税金ステータス・ルール
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税率ルール
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課税標準ルール
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税金計算ルール
税金レポート・タイプとコードおよび税金レポートでのそれらの使用
次の表では、主要な事前定義済税金レポート・タイプとコード、税金レポートでのそれらの関連付けと使用について説明します。
国 |
レポート・タイプとコード |
関連付け先 |
使用 |
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イタリアとスペイン |
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税金 |
まだ最終的にレポートされていない税金明細を追跡するために使用 |
イタリアとスペイン |
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税金 |
EMEAのVAT選択プロセスで使用 |
イタリア |
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税率コード |
イタリアの購買VAT登録定義プログラムで、カスタム請求書を認識するために使用 |
イタリア |
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税率コード |
イタリアの購買VAT登録定義プログラムで、自己請求を認識するために使用 |
イタリア |
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税率コード |
イタリアの購買VAT登録定義プログラムで、非課税請求書を認識するために使用 |
イタリア |
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税率コード |
免税限度グループがある請求書明細の識別に使用 |
スペイン |
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税率コード |
VATレポート用に使用 |