このリリースでのこのガイドの変更点

次の変更が、Oracle Graph Server and Clientに付属するプロパティ・グラフ・サポートに適用されます。

Oracle Graph Server and Clientは、Oracle Databaseのプロパティ・グラフ機能を使用するために必要であり(Oracle Graph Server and Clientのインストールを参照)、1年に4回リリースされます。

Oracle Graph Server and Client 24.3の新機能

Oracle Databaseリリース23ai以前と連携する機能

  • グラフ・サーバー(PGX)へのプロパティ・グラフの遅延ロードのサポートが追加されました。

    詳細は、「グラフの遅延ロードの有効化」を参照してください。

  • セッション作成後のセッション・アイドル・タイムアウトの更新を許可するsetSessionIdleTimeout APIが追加されました。

    詳細は、「セッション・アイドル・タイムアウトの更新」を参照してください。

  • 次の新しい組込みグラフ・アルゴリズムが追加されました:
    • フィルタされたバージョンのスピーカ・リスナー: このグラフ・アルゴリズムは、重複するコミュニティを検出するように設計されています。フィルタされたバージョンでは、リスニング・フェーズ中にフィルタ基準を満たすエッジのみを考慮するためにEdgeFilterが使用されます。
    • フィルタされた重み付けバージョンのスピーカ・リスナー: 重み付けされたフィルタ済バージョンは、重み付けされたアプローチとフィルタされたアプローチの両方を組み合せ、エッジ・フィルタとエッジの重みの両方を考慮します。指定された入力の重みよりも大きい重みのエッジのみが考慮されます。
  • グラフ・アルゴリズムの進捗追跡のサポートが拡張され、組込みのグラフ・アルゴリズムが追加されました。

    サポートされている組込みグラフ・アルゴリズムのリストは、「実行中のアルゴリズムの進行状況の取得」を参照してください。

  • https://<server_host>:7007/dash/からアクセスできる新しいグラフ・ビジュアライゼーション・アプリケーションのサポートが追加されました。グラフ・ビジュアライゼーション・アプリケーションの再設計されたユーザー・インタフェースによって、新しいルック・アンド・フィールが提供され、グラフの作成およびビジュアル化におけるユーザー・エクスペリエンスが向上します。

    詳細は次のトピックを参照してください。

  • グラフ・ビジュアライゼーション・アプリケーションのグラフ・サーバー・タブでプロパティ・グラフの作成のサポートが追加されました。

    詳細は、「グラフ・サーバー(PGX)にロードされたグラフに対するPGQL問合せのビジュアル化」を参照してください。

  • グラフ・ビジュアライゼーション・アプリケーションのグラフ・サーバー・タブの「グラフをメモリーにロード」ボタンを使用して、データベースからグラフ・サーバー・メモリーにプロパティ・グラフをロードするためのサポートが追加されました。

    詳細は、「グラフ・サーバー(PGX)メモリーへのデータベース・プロパティ・グラフのロード」を参照してください。

  • Oracle Graph Server and Clientインストール用のOracle JDK 21のサポートが追加されました。

Oracle Databaseリリース23aiでのみ機能する機能

Oracle Databaseリリース23aiでの主なプロパティ・グラフ機能