16.6 組込みアルゴリズムの実行
グラフ・サーバー(PGX)には、一連の組込みアルゴリズムが含まれており、Java APIとして使用できます。
次の表に、使用可能なアルゴリズムの概要をカテゴリ別に示します。これらのアルゴリズムは、Analystクラスを介して起動できます。
ノート:
詳細は、GitHubのサポートされている組込みアルゴリズムを参照してください。表16-11 組込みアルゴリズムの概要
カテゴリ | アルゴリズム |
---|---|
クラシック・グラフ・アルゴリズム | プリム法(エッジ方向を無視) |
コミュニティ検出 | コンダクタンス最小化(SomanおよびNarangアルゴリズム)、Infomap、ラベル伝播、Louvain、LouvainDirected、スピーカ・リスナー・ラベル伝播 |
接続されたコンポーネント | 強力に接続されたコンポーネント、弱く接続されたコンポーネント(WCC) |
リンク予測 | Whom To Follow (WTF)アルゴリズム |
行列因数分解 | 行列因数分解 |
その他 | グラフ・トラバース・アルゴリズム |
パス検索 | フィルタされたパス上のすべての頂点およびエッジ、ベルマン–フォード法、双方向ダイクストラ法、距離指標計算、高次頂点計算、ダイクストラ法、列挙単純パス、高速パス検索、最大フロー・パス、最大フロー・パス(エッジ方向を無視)、フィルタされた高速パス検索、ホップ距離アルゴリズム |
ランキングとウォーキング | ArticleRankアルゴリズム、近接中心性アルゴリズム、次数中心性アルゴリズム、固有ベクトル中心性、調和中心性、Hyperlink-Induced Topic Search (HITS)、PageRankアルゴリズム、Random Walk with Restart、Stochastic Approach for Link-Structure Analysis (SALSA)アルゴリズム、頂点媒介中心性アルゴリズム |
構造評価 | Adamic-Adarアルゴリズム、Bipartite Check、クラスタ係数アルゴリズム、コンダクタンス、循環検出アルゴリズム、次数分布アルゴリズム、離心性アルゴリズム、K-コア、モジュール性、パーティション・コンダクタンス、到達可能性アルゴリズム、Topological Orderingアルゴリズム、トライアングル・カウンティング・アルゴリズム |
次のトピックでは、例としてトライアングル・カウンティングおよびPageRank分析を使用したグラフ・サーバー(PGX)の使用について説明します。
- グラフ・サーバー(PGX)での組込みアルゴリズムについて
グラフ・サーバー(PGX)には、一連の組込みアルゴリズムが含まれており、Java APIおよびPython APIとして使用できます。 - 実行中のアルゴリズムの進行状況の取得
グラフ・アルゴリズムの進行状況は単調に増加するカウンタの値に基づきます。カウンタの値はアルゴリズムの実行中に定期的に増加します。 - 中心性アルゴリズム
中心性アルゴリズムは、グラフ内のノードの重要性または影響を評価するために使用されます。 - トライアングル・カウンティング・アルゴリズムの実行
親トピック: グラフ分析を使用したアプリケーションの開発