フィルタのパーソナライズについて

Oracle Analyticsでは、エンド・ユーザーのダッシュボードまたはビジュアライゼーションのフィルタ値の選択内容を保存し、ユーザーがワークブックを再度開いたときに表示できます。

フィルタのパーソナライズにより、エンド・ユーザーの時間が保存されますが、これは、ユーザーがワークブックを中断したところから再開し、ユーザーがワークブックを開くたびにデータのフィルタ値を設定せずにすむようにするためです。ワークブックでは、エンド・ユーザーは「すべての変更を元に戻します」をクリックして、フィルタ値をワークブックの作成者が設定した値に戻すことができます。

ワークブックの作成者がワークブックのフィルタを変更した場合、その変更がパーソナライズにどのように影響するかを次に示します:

変更 影響
フィルタの追加 ユーザーのパーソナライズは保持されます。
フィルタの非表示 ユーザーのパーソナライズは保持されます。
フィルタの無効化 ユーザーのパーソナライズが削除されます。
フィルタの削除 ユーザーのパーソナライズが削除されます。

デフォルトでは、どのワークブックでもパーソナライズが有効化されています。ワークブックの作成者は、ワークブックのプレゼンテーション・フローを更新して、ユーザーがワークブックを再度開いたときに、フィルタ値を保持するかどうかを指定できます。「「表示」でのパーソナライズ・オプションの指定」および「プレゼンテーション・フローとは」を参照してください。