2.10 データベースへのアクセス
次のコマンドを使用して、異なるデータベース上の表との間でデータのアクセスおよびコピーを行います。
CONN[ECT] [{<logon>| / |proxy} [AS {SYSOPER | SYSDBA | SYSASM}] [edition=value]]
ここで、logonの構文は次のとおりです。
username[/password]@connect_identifier
ここで、proxyの構文は次のとおりです。
proxyuser[username] [/password] [@connect_identifier]
ノート:
proxy内のusernameを囲むカッコは必須構文です。
指定されたユーザー名でOracle Databaseに接続します。connect_identifierを省略すると、SQLclによって、デフォルトのデータベースに接続されます。usernameまたはpasswordあるいはその両方を省略すると、SQLclによってそれらの入力を求めるプロンプトが表示されます。CONNECTの後にスラッシュ(/)を入力すると、デフォルト(OPS$)のログオンが接続に使用されます。
CONNECTコマンドを実行すると、サイト・プロファイルglogin.sqlおよびユーザー・プロファイルlogin.sqlがその順序で処理されます。CONNECTは、初期接続が失敗した場合、ユーザー名またはパスワードの再入力をプロンプトしません。
DISC[ONNECT]
データベースに対する保留中の変更をコミットし、現行のユーザーをOracleからログオフします。ただし、SQLclは終了しません。SQLclコマンドラインでは、EXITまたはQUITを使用してOracleからログアウトし、コンピュータのオペレーティング・システムに制御を戻します。
COPY {FROM database | TO database | FROM database TO database} {APPEND | CREATE | INSERT | REPLACE | APPEND_BYTE | CREATE_BYTE | REPLACE_BYTE} destination_table[(column, column, column, ...)] USING query
ここで、databaseの構文は次のとおりです。
username[/password]@connect_identifier
問合せから、同じデータベースまたは別のデータベースにある表にデータをコピーします。APPEND、CREATE、INSERTまたはREPLACEは、COPYによる宛先表の既存のコピー(存在する場合)の処理方法を指定します。USING queryは、ソース表を識別し、COPYでコピーされる行と列を決定します。COPYでは、CHAR、DATE、LONG、NUMBERおよびVARCHAR2の各データ型がサポートされます。
PASSW[ORD] [username]
パスワードを変更できます。入力デバイスには表示されません。
XQUERY xquery_statement
SQLclからXQueryを実行できます。