2.7 コマンドの入力と実行
次のコマンドを使用して、SQLコマンドおよびPL/SQLブロックの実行と経過時間に関する情報を収集します。
/ (スラッシュ)
SQLバッファに格納されている、最後に実行されたSQLコマンドまたはPL/SQLブロックを実行します。コマンドは表示されません。SQLclコマンドラインのコマンド・プロンプトまたは行番号プロンプトでスラッシュ(/)を使用します。
EXEC[UTE] statement
1つのPL/SQL文またはストアド・プロシージャを実行します。
R[UN]
SQLバッファに格納されている、最後に実行されたSQLclコマンドまたはPL/SQLブロックを表示して実行します。バッファにはコマンド履歴リストはなく、またSQLclコマンドは記録されません。
TIMI[NG]
タイミングはスイッチとしてのみ使用できます。
次のコマンドを使用して、ヘルプ・システムにアクセスします。
HELP | ? [topic]
コマンドラインのヘルプ・システムにアクセスします。トピックのリストを表示するには、HELP INDEX
または? INDEX
を入力します。Oracle Databaseライブラリ(http://www.oracle.com/technology/documentation
)を参照できます。
次のコマンドを使用して、オペレーティング・システムのコマンドを実行します。
HO[ST] [command]
SQLclを終了せずに、オペレーティング・システムのコマンドを実行します。オペレーティング・システムのプロンプトを表示するには、コマンドを含めずにHOST
を入力します。そのプロンプトでは、複数のオペレーティング・システム・コマンドを入力できます。
オペレーティング・システムによっては、HOSTのかわりに「!」などの文字を使用できます。(UNIXの場合、Windowsの場合は「$」)。詳細は、各オペレーティング・システム向けに提供されているOracleインストレーション・ガイドおよびユーザーズ・ガイドを参照してください。
_RC
変数を使用すると、HOSTで実行されたコマンドの終了ステータスを返すことができます。
ノート:
bequeathプロトコルを使用してデータベースに接続する場合(クライアント接続がリスナーを介さずに専用サーバー・プロセスに直接渡される場合)、_RC
変数は自動的に更新されません。sqlnet.ora構成ファイルでbequeath_detach=yes
を設定して、_RC
変数を更新します。
次のコマンドを使用して、SQLclコマンドの履歴を再呼出しします。
HISTORY [index | FULL | USAGE | SCRIPT | TIME | CLEAR (SESSION)?] | FAILS
-
上下の矢印キーを使用して、プロンプトで履歴アイテムをナビゲートします。
-
HISTORY
コマンドは、履歴の内容を出力する場合に使用します。 -
履歴は、最後の100文に制限されています。
-
SET HISTORY LIMIT N
では、デフォルトの制限を変更できます。N
は最大数です。 -
履歴はSQLclセッション間で保持されます。
-
デフォルトでは、
SHOW
、HISTORY
、CONNECT
およびSET
コマンドは履歴に保存されません。 -
SET HISTORY FILTER
を指定すると、履歴に記録しないコマンドを設定できます。