3.2.1 TuxJESジョブの操作で使用されるFML32フィールド
TuxJESジョブに関連するすべてのフィールドは、$JESDIR/udataobj/jesflds
で定義されます。対応するヘッダー・ファイルは、$JESDIR/include/jesflds.h
にあります。次の表は、ジョブ操作で使用されるフィールドを示しています。
表3-13 TuxJESジョブの操作で使用されるFML32フィールド
フィールド名 | 型 | 説明 |
---|---|---|
JES2_JOB_ID
|
STRING
|
ジョブがシステムに正常に送信された場合、TuxJESジョブ管理によって生成されるジョブID。範囲は1-99999999です。 |
JES2_JOB_NAME
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STRING
|
このジョブに指定されるジョブ名。ユーザーがシェル・スクリプトで指定します。 |
JES2_JOB_CLASS
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STRING
|
ジョブ・クラス。 |
JES2_JOB_PRTY
|
SHORT
|
ジョブの優先度(0-15の範囲)。 |
JES2_JOB_TYPRUN
|
STRING
|
ジョブ・タイプ。ジョブ送信に対してユーザーがシェル・スクリプトで指定します。 |
JES2_JOB_SCRIPT
|
STRING
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kshジョブ・スクリプト名。絶対パスまたは相対パスで指定できます。後者の場合は、現在の作業ディレクトリが基準となります。 |
JES2_JOB_EJROPTION
|
STRING
|
EJR自体に渡されるオプション。 |
JES2_JOB_OWNER STRING
|
STRING
|
ジョブの所有者。ジョブ情報の問合せでサーバーがジョブを送信および返されるときに、指定します。 |
JES2_JOB_SUBMITTIME
|
LONG
|
ジョブ送信のタイムスタンプ。Epoch以降の秒数です。 |
JES2_JOB_STATUS
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STRING
|
サーバーから返されるジョブ・ステータス。 |
JES2_JOB_ERROR
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STRING
|
操作でエラーが発生すると、フィールドに情報が保持されます。 |
JES2_JOB_MSG
|
STRING
|
特定のジョブのエラー情報が保持されます。JES2_JOB_ERROR とは異なり、JES2_JOB_MSGは一般的なエラー情報を保持します。
|
JES2_JOB_CURRENT
|
STRING
|
ジョブの現在のステップ。 |
JES2_JOB_ENDTIME
|
LONG
|
終了したジョブのタイムスタンプ。Epoch以降の秒数です。 |
JES2_JOB_EXECTIME
|
LONG
|
実行中のジョブのタイムスタンプ。Epoch以降の秒数です。 |
JES2_JOB_EXECMAC
|
STRING
|
実行中のジョブのホスト。 |
JES2_JOB_USRSEC
|
LONG
|
ユーザー・レベルのCPU時間(秒単位)。 |
JES2_JOB_USRUSEC
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LONG
|
ユーザー・レベルのCPU時間(1秒間のマイクロ秒部分)。 |
JES2_JOB_SYSSEC
|
LONG
|
システム・レベルのCPU時間(秒単位)。 |
JES2_JOB_SYSUSEC
|
LONG
|
システム・レベルのCPU時間(1秒間のマイクロ秒部分)。 |
前述のフィールドを使用するには、ソース・コードにヘッダー・ファイル$JESDIR/include/jesflds.h
をインクルードし、Tuxedo FML32 APIを使用して入出力のFML32バッファを操作する必要があります。詳細は、「Oracle Tuxedo分散アプリケーション・プログラミング」を参照してください。
親トピック: TuxJESジョブの操作