10.3.8.3 説明
ARTATRNサーバーはアプリケーション・トランザクションをTuxedoサービスとして提供し、トランザクション・リクエストを受信すると、対応するプログラムを実行します。
これらのプログラムは、ターミナルのユーザーと直接対話できない、画面のないプログラムです。
ARTSTRN サーバーと対照的に、これらのサーバーは、真のCICSトランザクションを管理するためにトランザクショナルになっています。他のサーバー(START TRANSID)からのみ呼び出され、ターミナルやクライアントから直接呼び出されることはありません。
起動時に、ARTATRNサーバーは、提供するトランザクション1つにつき1つのサービスを公開します。これらのトランザクションは、「ASYNC_{transaction_name}」という名前です。
このサーバーは、ASYNC_QUEUEと呼ばれる内部トランザクションの公開も行います。
- ユーザー・プログラムがトランザクションを呼び出す場合、
KIX__START_TRANSID関数は、対応するトランザクション(サービス)へのtpacallを行います。 - このサービスを提供する1台の
ARTATRNは、関連付けられたメッセージとともにリクエストを受信し、トランザクションを処理します。 - トランザクションは、発信側にメッセージを戻さずに終了します。
tranclassesに属さないか、maxactive >1であるtranclassに属しているトランザクションだけが、これらのサーバーにより通知されます。
親トピック: ARTATRNの構成