10.3.2.3 説明

ARTSTRNサーバーはアプリケーション・トランザクションをTuxedoサービスとして提供し、トランザクション・リクエストを受信すると、対応するプログラムを実行します。

これらのサーバーは、真の対話型CICSトランザクションを管理するために、対話型になっています。

  1. 起動時に、ARTSTRNサーバーは、提供するトランザクション1つにつき1つのサービスを公開します。
  2. ユーザーがトランザクション・リクエストを送信する場合、そのユーザーを管理するARTTCPHは、対応するトランザクション(サービス)へのtpconnectを実行します。
  3. このサービスを提供する1台のARTSTRNサーバーは、関連付けられたcommareaと画面とともにリクエストを受信し、トランザクションを処理します。
  4. トランザクションを処理した後、ARTSTRNサーバーは次のように動作します。
    • 通常の疑似対話型CICSトランザクションの場合は、RETURN{TRANSID}を受け取ると、クライアントに応答が送信され、新しい3270画面とcommareaを戻して、tpreturn()を使用して対話を完了します。
    • SEND & RECEIVEのループがある対話型CICSトランザクションの場合:
      • RECEIVE時には、次のユーザー入力がRECEIVEを完了できるように、ARTSTRNサーバーは、用意された3270ストリームをtpsend()経由で送信し、tpreceiveを待機します
      • RETURN {TRANSID}時には、ARTSTRNサーバーがクライアントに応答し、新しい3270の画面とcommareaを戻すtpreturn()により、対話を完了します。

tranclassに属さないか、maxactive >1であるtranclassに属しているトランザクションだけが、これらのサーバーにより通知されます。