6.3.2 説明

入力の場合、ARTKIX__GET_USER_ALSTの呼出し時に、ART for CICSはVERSIONUSERIDおよびLISTSZフィールドに入力し、RESERVEDフィールドを0に設定します。

出力の場合、ARTKIX__GET_USER_ALSTLISTSZを更新し、APPLISTに入力します。

表6-1 入力/出力パラメータ

フィールド I/Oタイプ 説明
VERSION Integer、4バイト 入力 バージョン番号。現在のバージョンは1です。
RESERVED Integer、4バイト 入力 予約済フィールド。バイナリ・ゼロにする必要があります。
USERID Char、8バイト 入力 このアプリケーション・リストを取得する必要があるユーザーID。
LISTSZ 出力 入力および出力 LISTSZを入力として使用する場合、アプリケーション・リストに含めることができる最大アプリケーション数を示すAPPLISTの長さが指定されます。このフィールドの直後のアドレスにアプリケーション・リストを入力します。例については、次のリストを参照してください。この例では、アプリケーション・リストに最大128アプリケーションを含めることができることを示しています。

LISTSZを出力として使用する場合、ARTKIX__GET_USER_ALSTは実際に使用されるアプリケーションの数を戻します。

APPLIST アプリケーション配列 出力 許可されるアプリケーションのリスト。配列長はLISTSZフィールドで指定します。各配列項目は、7つのサブフィールドで構成されます。
  • transid (4バイト): アプリケーションのトランザクションID。これはART for CICSの有効なトランザクションである必要があります。
  • sessid (空白でない8バイト): セッションID。ユーザーごとに一意である必要があります。
  • fnkey (1バイト): 将来使用するために予約済。アプリケーションに関連付けられているファンクション・キーの値。この値にはASCIIエンコーディングが使用されます。
  • label (35バイト): アプリケーションのビジネス名。
  • startupACLName (8バイト): 起動ACL CICSプログラム名。
  • termACLName (8バイト): 将来使用するために予約済。
  • reserved (3バイト): バイナリ・ゼロにする必要があります。

ALST_INOUT_PRARMのC定義のリスト

typedef struct {

                char   transid[4]; 
                char   sessid[8]; 
                char   fnkey;    
                char   label[35];
                char   startupACLName[8];
                char   termACLName[8];
                char   reserved[3];
} ALST_APPLICATION;

// Input & Output
typedef struct {
       int   version;
       int   reserved;  
       char  userid[8]; 
       int   listsz; 
       ALST_APPLICATION applst[128];
} ALST_INOUT_PARAM;