10.3.4.3 説明
ARTTSQ
は一時記憶域キューを管理し、EXEC CICS (WRITEQ TS、READQ TSおよびDELETEQ TS)が必要とする機能を提供します。ARTTSQ
(Oracle DB用)とARTTSQ_UDB
(UDB用)の2バージョンのARTTSQ
サーバーがあります。TMS
およびOPENINFO
を適宜定義する必要があります。
ARTTSQ
は、次の2つの主要な種類のサービスを公開します。
- TSQUEUE: このサービスは、最初の
ARTTSQ
が起動したときに一度だけ公開されます。TSQUEUEは、TSMODELと一致しないキューのためにTSQリクエストを処理します。 -
{TSMODEL}_TSQUEUE
: それらのサービスのいずれかが各TSMODELに対応して公開されます。このサービスを公開するサーバーは、必要なすべての操作を、このTSMODELと一致するキュー上で完了します。
1台のサーバーが、-lオプションを介してこのサーバーに割り当てられているリソース・グループに属するTSMODELを公開します。
同じサービスを2回公開しないように、1つのリソースのグループは、単一のtsqサーバーに割り当てられる必要があります。これは起動時に確認され、違反時には、起動フェーズでエラー・メッセージが生成されますが、アクションはとられません。
サーバー数の
MIN
とMAX
が1に設定されていることは重要であり、起動時にTSQサーバーにより検証されます。1つのキューを作成(最初の書込み)した同じサーバーが、このキューの他のすべての読取り/書込み削除リクエストを提供することは重要です。このため、一般のサービスであろうと、特定モデルに対応するサービスであろうと、各サービスは単一のサーバーにより通知される必要があります。
この一意性は、サービスの公開時に検証されます。
補助TSQデータは、サーバーがダウン(停止またはクラッシュ)した後、失われます。
親トピック: ARTTSQの構成