10.3.17.3 説明
ART CICSトランザクション・トリガー・モニター(ARTCKTI)は、CICS CKTIトランザクションと同じ動作をします。1つまたは複数のWebSphere MQ開始キュー上でリスニングし、トリガー・イベントが発生するとトリガー・メッセージを取得し、その後の操作のために、トリガー・メッセージをターゲット・トランザクションに転送します。
ARTCKTIサーバーは、ubbconfigファイル用に次のパラメータを受け入れます。
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-i trigger_interval
- 各MQGET呼出し内で、ARTCKTIサーバーがメッセージが開始キューに到着するのを待機する時間の最大値を指定します(単位はミリ秒)。
数値、0-2147483647。デフォルト値は、5000です。
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-s retry_interval
- ARTCKTIがWebSphere MQキュー・マネージャに再接続するか、失敗時にWebSphere MQ開始キューを再オープンする場合の再試行間隔を指定します(単位は秒)。
数値、0-2147483647。デフォルト値は、5です。
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-u DFLTUSER
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DFLTUSER
は、ASSIGN USERID
が必要なユーザーIDを取得できるように、トランザクション・リクエストを介してアプリケーション・サーバーARTATRN
に渡されます。-u
オプションを指定しなかった場合、CICSのデフォルト・ユーザーIDCICSUSER
が有効になります。 -
-m queue_manager_name
- モニター対象のWebSphere MQキュー・マネージャの名前を指定します。1台のARTCKTIサーバーに対して、WebSphere MQキュー・マネージャは1つのみ指定できます。このパラメータが指定されない場合、デフォルトのキュー・マネージャが使用されます。
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-q queue_name1,queue_name2,……
- モニター対象の開始キューの名前を指定します。1台のARTCKTIサーバーで、1つのWebSphere MQキュー・マネージャの複数のWebSphere MQ開始キューをモニターできます。
親トピック: ARTCKTIの構成