15.1.5 オプション

B
Bは、ソースがEXCIプログラムであることを示します。
MQ_wrapper
MQ_wrapperでは、WebSphere MQプログラムをメインフレームからART for CICSにスムーズに移行できます。メインフレームでは、プログラムが明示的にMQOPENおよびMQCLOSEを実行し、メインフレームが暗黙的にMQCONNおよびMQDISCを実行します。ART for CICSは、MQ_wrapperを有効にすることによってこの方法をサポートします。ART for CICSは、WebSphere MQの4つのAPI (MQCONN/MQOPEN/MQCLOSE/MQDISC)を内部のMQ APIラッパーに変換します。MQ_wrapperを有効にすると、次のことが可能になります
  • メインフレームからMQプログラムを移行して、変更なしで(構文の調整を除く)実行する
  • ERROR状態が原因でアプリケーションのトランザクションがABENDするとき、MQCLOSEおよびMQDISCを暗黙的に呼出し

-m queue_manager_nameを使用して、ART for CICSの暗黙的なMQ操作によって使用されるWebSphere MQキュー・マネージャを指定する必要があります。

MQ_wrapperを指定しない場合は、プログラムで4つのAPI (MQCONN/MQOPEN/MQCLOSE/MQDISC)をすべて明示的に実行してMQを操作する必要があります。

notrec
notrecは、完全にはサポートされていない命令を処理する手段を指定します。(命令の一部のオプションが認識されないため「notrec」と呼ばれます。)2つの可能性があります。
  • Stop - (デフォルト)サポートされていないオプションが命令に含まれている場合、命令全体が非サポートとみなされ、変換が失敗します。
  • Warn - 命令は正常に処理されますが、生成された呼出しが、一部のオプションがサポートされていない可能性があることを示すフラグを設定します。

どちらの場合も、エラー出力にメッセージが表示されます。

tsam
tsamによってCICSおよびDBのTSAM呼出しパス機能がサポートされるかどうかが決まります。認識される値は次のとおりです。
1 (デフォルト)
tsamをサポートします。
0
tsamをサポートしません。
type_output
type_outputは、出力が出力される方法を指定します。認識される値は次のとおりです。
debug
すべての行を、ステータス(untouched、modified、deleted、created)とともに出力します。読み取ったすべての行に対して、常に少なくとも1行が出力されます。
orig
すべての行を出力し、削除した行はコメントとして出力します。読み取ったすべての行に対して、常に少なくとも1行が出力されます。
normal (デフォルト)
削除された行以外のすべての行を出力します。読み取ったすべての行について、少なくとも1行が出力されるとはかぎりません。

他のあらゆる値は、「normal」として処理されます。