1.4.1 CICS Runtime環境におけるz/OS CICSの概念
z/OS CICS環境での作業に習熟した開発者や管理者は、ソース・プラットフォーム上で慣れている概念が、ターゲット・プラットフォーム上でどのように実装されているかを知りたいと思うものです。
表2-1に、ソース・プラットフォームの概念とターゲット・プラットフォーム上でそれに相当するものとの関係を示します。
表1-1 ソース・プラットフォームの概念
| z/OS CICS | CICS Runtime |
|---|---|
| CICSセッション | TUXEDOセッション |
| トランザクション優先プログラム | サービスに関連付けられているTuxedoサービス・プログラム |
L.U.W.SYNCPOINT [ROLLBACK]
|
トランザクションtpcommit()/ tpabort()
|
| COBOLプログラム | COBOLプログラム |
CALL "SUBPGMX"
|
CALL "SUBPGMX"
|
| EXEC CICS LINKローカル | メモリー・スタッキングと分離を使用するローカル呼出し。 |
| DPL(分散プログラム・リンク) | tuxedoサービスへのTpcall |
| 対話型プログラム疑似対話 |
|
| COMMAREA(状態情報/コンテキスト) | Tuxedoはステートレスで、コンテキストはバッファを介して渡されます。 |