1.11.1 SYSIN/SYSOUTの処理
Tuxedo ART for IMSでは、Micro Focus COBOL環境で、Tuxedo ART for IMSバッチCOBOLプログラム内に記述されたACCEPT/DISPLAY
文のSYSIN/SYSOUT
リダイレクションがサポートされます。これをサポートするために、Tuxedo ART for IMSは"ARTEXTFH
"という名前の新規ファイル・ハンドラを追加します($IMSDIR/coblib_mf/BMP
にあります)。
ARTIMPP
サーバー用にARTEXTFH
という同じ名前の別のファイル・ハンドラがあり、その動作はMicro Focus COBOLのデフォルト・ファイル・ハンドラと同じです。
このファイル・ハンドラは$IMSDIR/coblib_mf/MPP
にあります。これらの2つのファイル・ハンドラは、ARTIBMP
またはARTIMPP
サーバーによってロードされます。デフォルト・ファイル・ハンドラの動作が適さないケースがある場合、ユーザーはこれらの2つのファイル・ハンドラ・ファイルを切り替えるか、ユーザー指定のファイル・ハンドラと置き換えます。
ノート:
現在、この機能はCOBOL-ITではサポートされていません。この機能を使用するには、次のステップを実行します。
- ユーザーのCOBOLプログラムをMicro Focus COBOLコンパイラでコンパイルする際に、次のオプションを追加する必要があります。
INDD
OUTDD
CALLFH("ARTEXTFH")
- バッチ・プログラムを実行する前に、環境変数
DD_SYSIN
およびDD_SYSOUT
を設定し、これらを使用してSYSIN/SYSOUT
ファイルを指定する必要があります。artbatchを使用してIMSジョブをトリガーする場合、通常はこれを設定します。
親トピック: COBOL/Cランタイムのサポート