1.2.5 トランザクション管理
DLIライブラリは、COBOLアプリケーションによって渡される命令に従い、トランザクション管理作業(つまり、すでに行われた変更のコミット、すでに作成されたメッセージの送信またすべての変更のロールバック、すべてのメッセージの削除)を実行します。COBOLアプリケーションによってトランザクションをコミットする明確な命令が発行されない場合は、ARTIMPP
によってトランザクションがコミットされます。
次の表10は、トランザクション管理のプロセスおよびコマンドを示しています。
表1-11 トランザクション管理のプロセスとコマンド
名前 | 説明 |
---|---|
CHKP (基本)
|
明示的なコミット・ポイントを設定するために使用されます。 |
CHKP (シンボリック)
|
明示的なコミット・ポイントを設定するために使用されます。プログラムを開始できるチェック・ポイントを設定し、プログラムに7つのデータ領域を保存し、現在のGSAM DB取得位置を記録します。 |
ROLB
|
明示的なコミット・ポイントを設定するために使用されます。プログラムを開始できるチェック・ポイントを設定し、プログラムに7つのデータ領域を保存し、現在のGSAM DB取得位置を記録します。 |
ROLL
|
データベースの更新を取り消し、Tuxedo ART for IMSに戻るために使用されます。 |
SYNC
|
アプリケーション・プログラムによって行われた変更をコミットします。 |
INQY
|
実行環境、宛先タイプおよびステータス、およびセッション・ステータスに関する情報を要求するために使用されます。 |
XRST
|
プログラムを通常どおり開始できるようにするか、シンボリックCHKP呼出しで指定されたチェック・ポイントIDから再開できるようにするために使用されます。 |