1.3.3 一時ストレージ領域の要件

Oracle Installationプログラムは、対象のシステムへのOracle Tuxedo Application Runtimesのインストールに必要なファイルをアーカイブから抽出するために一時ディレクトリを使用します。必要な一時ストレージ領域の量は、「サポートされるプラットフォーム」のデータ・シートの記載のとおり、ターゲット・プラットフォームごとに異なります。

OUIを起動すると、特定の実行ファイルとリンク・ファイルがマシン上のデフォルトの/tmpディレクトリに自動的にコピーされます。マシンでcronジョブの定期実行(実行中の場合がある他のプロセスと並行)が設定されていると、これらのジョブでデフォルトの一時ディレクトリをクリーンアップしようとするので、いくつかのファイルが削除されてOUIが失敗します。

適切な一時領域を確保するには、代替ディレクトリをインストール用の一時ディレクトリとして割り当ててください。マシンで一時ディレクトリをクリーンアップするように自動的に実行するcronジョブやプロセスがある場合、TMPやTEMPの環境変数を別の場所(デフォルトの場所以外)に必ず設定してください。この場所はハード・ドライブでセキュアな場所(つまり、クリーンアップ・ジョブが実行していない場所)にします。この代替TEMPディレクトリに書込み権限があることも確認してください。これは、runInstaller.shを実行する前に行う必要があります。

ノート:

別の一時ディレクトリの場所の指定は必須ではなく、cronジョブがコンピュータで設定され/tmpディレクトリをクリーンアップする場合のみ必要です。