新規API、変更済APIおよび非推奨のAPI
このページでは、以前のリリースからの新規、変更済または非推奨のリソース・パスおよびエンドポイントについて説明します。
このドキュメントは、Hyperledger Fabric v2.5以降のOracle Blockchain Platform REST APIに固有です。Oracle Blochain Platform Enterprise Edition v21.1以前を使用している場合は、プラットフォームでHyperledger Fabric v1.4が使用されています。『Oracle Blockchain Platform Enterprise Edition REST API v21.1』を参照してください。
追加または変更されたリソース・パスとエンドポイント
既存のAPIのほとんどに、新しいHyperledger Fabric v2.5に相当するものがありますが、1対1の対応関係にはなっていません。APIの中には、Hyperledger Fabricの各バージョンに固有のものもあれば、リリースごとに異なるパラメータを持つものもあります。
これらのリソース・パスおよびエンドポイントは、以前のOracle Blockchain Platformリリースから変更されたか、このリリースでは機能が若干異なっている可能性があります。
エンドポイント | リソース・パス | 機能変更 | |
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アプリケーション操作 | |||
バージョン |
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24.1の新機能。Oracle Blockchain Platform、Hyperledger Fabricおよび管理APIのバージョンを問い合せることができます。 |
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監査ログ・イベント |
Hyperledger Fabric v2.5ベース・パス
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24.1の新機能。REST APIエンドポイントから監査ログ情報を取得できます。監査ログは、チャネル、組織、ノードおよびチェーンコードに関連するアクションなど、管理コンソール・アクティビティの記録です。 | |
アトミック・トランザクション |
Hyperledger Fabric v2.5ベース・パス
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24.1の新機能:
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イベント |
Hyperledger Fabric v1.4ベース・パス
Hyperledger Fabric v2.5ベース・パス
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Hyperledger Fabric v1.4の 他のすべてのエンドポイントは、以前のリリースと同様に引き続き機能しますが、新しいベースパスを使用します。 24.1の新機能:
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トランザクション |
Hyperledger Fabric v1.4ベース・パス
Hyperledger Fabric v2.5ベース・パス
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Hyperledger Fabric v1.4の Fabric v2.5の新機能として、トランザクションを送信するときに、 他のすべてのエンドポイントは、以前のリリースと同様に引き続き機能しますが、新しいベースパスを使用します。 非同期トランザクションに固有の2つの新しいエンドポイントが追加されました:
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ブロックチェーン・ネットワーク管理操作 |
すべてのブロックチェーン・ネットワーク管理操作がv1.1からv2に更新されました。すべてのエンドポイントがこの新しいベースパスを使用します。 |
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チェーンコード |
次のベース・パスのHyperledger Fabric v1.4 APIは:
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チェーンコードのライフサイクルは、Hyperledger Fabric v1.4とv2.5で異なります。そのため、Hyperledger Fabric v2.5では、使用可能なエンドポイント、そのパラメータ、および機能が新しくなっています。 REST APIコールを新しいプラットフォーム・レベルに移行する前に、新しいライフサイクルのドキュメントをよくお読みください。
24.1の新機能。インストール済のチェーンコード・パッケージを削除して、インスタンスのストレージ領域を解放できます。 |
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チャネル |
Hyperledger Fabric v1.4ベース・パス
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Hyperledger Fabric v2.5の新しいエンドポイント
他のすべてのチャネル・エンドポイントは、以前のリリースと同様に引き続き機能しますが、新しいベースパスを使用します。 |
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ノード |
Hyperledger Fabric v1.4ベース・パス
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Hyperledger Fabric v2.5で変更されたエンドポイント
他のすべてのノード・エンドポイントは、以前のリリースと同様に引き続き機能しますが、新しいベースパスを使用します。 |
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組織 |
Hyperledger Fabric v1.4ベース・パス
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すべての組織エンドポイントは、以前のリリースと同様に引き続き機能しますが、新しいベースパスを使用します。 |
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Blockchain Platform管理操作 | |||
構成 | Oracle Blockchain Platform 21.1および24.1のベース・パス
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2つの新しい構成エンドポイントがあります:
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プラットフォーム | Oracle Blockchain Platform 21.1および24.1のベース・パス
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これらのAPIはOracle Blockchain Platform 21.1と24.1の間で変更されていませんが、ロード・バランサ、HSMおよびパッチ適用のエンドポイントは24.1では使用できません。 |
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統計 |
Hyperledger Fabric v1.4ベース・パス
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Hyperledger Fabric v2.5で非推奨になったエンドポイント
Hyperledger Fabricバージョン間のチェーンコード・ライフサイクルの変更により、プラットフォームを新しいバージョンに移行すると、以前のバージョンのライフサイクルに関連する統計は非推奨になります。 非推奨でないエンドポイントはすべて、以前のリリースと同様に引き続き機能しますが、新しいベースパスを使用します。 |
非推奨になったリソース・パスとエンドポイント
これらのリソース・パスとエンドポイントは非推奨になりました。
エンドポイント | 非推奨になったリリース・バージョン | リソース・パス | 追加情報 |
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ブロックチェーン・ネットワーク管理操作 | Hyperledger Fabric v2.x |
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Hyperledger Fabricバージョン間のチェーンコード・ライフサイクルの変更により、プラットフォームを新しいバージョンに移行すると、以前のバージョンのライフサイクルに関連する管理操作は非推奨になります。 Hyperledger Fabic v2.2にまだ移行していない場合は、これらは引き続き機能します。 |
統計 | Hyperledger Fabric v2.x |
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Hyperledger Fabricバージョン間のチェーンコード・ライフサイクルの変更により、プラットフォームを新しいバージョンに移行すると、以前のバージョンのライフサイクルに関連する統計は非推奨になります。 Hyperledger Fabic v2.2にまだ移行していない場合は、これらは引き続き機能します。 |
ノート:
- 非推奨になったリソース・パスとエンドポイントはリストされたリリースで廃止されます。つまり、そのバージョンを使用してファウンダ・インスタンスを作成するか、または既存のインスタンスをアップグレードすると、これらのエンドポイントは使用できなくなるということです。
- できるだけ速やかにアプリケーションを移行して、新しいパスとエンドポイントを使用することをお薦めします。今後、非推奨のURL構造がサポートされなくなったときに、中断が最小限で済みます。