チェーンコードのデプロイ

(Hyperledger Fabric v2.x)チェーンコードをデプロイするには、組織が承認してからチャネルにコミットする必要があります。チェーンコードのデプロイ後、ピアはチェーンコードの呼出しを受け入れることができ、トランザクションをエンドースできます。

次の点に注意してください。
  • チェーンコードは、デプロイする前に必要なピアにインストールする必要があります。
  • チャネルで複数のチェーンコードをデプロイできます。
  • サンプル・チェーンコードをデプロイするプロセスは、このトピックで説明するデプロイメント・プロセスとは異なります。「サンプルを使用したOracle Blockchain Platformの確認(Hyperledger Fabric v2.x)」を参照してください。
このタスクを完了できるのは、管理者のみです。
  1. コンソールに移動し、チェーンコード・タブを選択します。
  2. 「チェーンコード」タブで、チェーンコード・パッケージを見つけて、その「その他のアクション」メニューをクリックし、「デプロイ」を選択します。
    「チェーンコードのデプロイ」ダイアログが表示されます。
  3. チェーンコードのデプロイ場所および方法に関する情報を入力します。
    フィールド 説明
    チャネル チェーンコードを実行するチャネルを選択します。
    チェーンコード・タイプ チェーンコードの記述に使用する言語を選択します。外部チェーンコード(サービスとしてのチェーンコード)の場合は、「外部」を選択します。
    チェーンコード名 デプロイするチェーンコードの一意の名前を64文字以内で入力します。
    • ASCII英数字、ダッシュ(-)およびアンダースコア(_)を使用します。
    • 名前は、ASCII英数字で始まり、ASCII英数字で終わる必要があります。
    • ダッシュ(-)およびアンダースコア(_)の後はASCII英数字を続ける必要があります。
    バージョン チェーンコードのバージョン番号を指定する最大64文字の長さの文字列値を入力します。
    • 英数字、ダッシュ(-)、アンダースコア(_)、ピリオド(.)およびプラス記号(+)を使用します。
    初期化必須 チェーンコードに初期化が必要な場合に選択します。選択した場合、クライアント・アプリケーションは、isInitフラグを指定してInit関数を明示的に呼び出してから、他の関数をコールする必要があります。
    エンドースメント・ポリシー このセクションでは、チェーンコードのエンドースに必要なポリシーを指定します。

    エンドースメント・ポリシーを指定しない場合は、デフォルトのエンドースメント・ポリシーが使用されます。デフォルトのエンドースメント・ポリシーでは、ネットワーク上の任意のピアからエンドースメントを得ます。

    プライベート・データ・コレクション このセクションでは、1つ以上のプライベート・データ・コレクションを追加します。プライベート・データ・コレクションは、チェーンコードをデプロイするチャネルでプライベート・データのエンドース、コミットまたは問合せを行う組織のサブセットを指定します。
  4. 「デプロイ」をクリックします。
    チェーンコードがデプロイされます。
  5. チェーンコードがデプロイされたことを確認するには、「チャネル」タブに移動してチェーンコードをデプロイしたチャネルの名前をクリックします。「デプロイ済チェーンコード」タブに移動し、チェーンコードがサマリー表にリストされていることを確認します。