追加のフィールドを検索可能にする
デフォルトでは、ワークスペース、グローバル検索および適応型検索を使用する作業領域には、検索に必要なすべてのキー・フィールドが含まれます。 (リストは、Oracle提供の適応型検索構成のトピックを参照してください。)
ただし、カスタム・フィールドなど、追加の検索フィールドを有効にできます。 また、既存のフィールドを使用できないように削除できます。 この例では、「最高経営責任者名」フィールドを有効にする方法を示します。 このフィールドは標準アプリケーション・テキスト・フィールドですが、標準アプリケーション・オブジェクトのカスタム・フィールドであっても、すべてのフィールドに同じ手順が適用されます。 この構成を完了して公開すると、営業担当はCEOの名前で検索して、個人がCEOであるアカウントを検索できます。 また、アカウント・フィールドで商談を検索できるようにすると、そのアカウントのすべての商談が返されます。
CEO名フィールドがアカウントUIに追加されており、このフィールドへの入力を検索可能にする必要があるとします。 フィールドの場所を強調表示した「アカウントの編集」ページのスクリーンショットを次に示します。

フィールドを検索可能にするには、次の手順に従います。
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フィールドをそのビジネス・オブジェクトで検索できるようにします。
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必要に応じて、関連オブジェクトの検索用にフィールドを有効にできます。
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構成を公開します。
- フィールドを列およびフィルタとしてUIで表示できるようにします。
フィールドをフィルタとして、または検索結果の列としてUIに表示する場合は、「適応型検索の構成」ページの「ワークスペースUIの構成」タブでの表示を有効にする必要があります。
フィールドをビジネス・オブジェクトで検索可能にする
フィールドをビジネス・オブジェクトの検索に使用できるようにする方法を次に示します。 たとえば、CEO名でアカウントを検索できるようにします。
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「設定と保守」作業領域に移動し、次を使用します。
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オファリング: 営業
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機能領域: 営業基盤
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表示: すべてのタスク
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タスク: 適応型検索の構成
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「適応型検索の構成」ページの「設定」タブ(スクリーンショットのコールアウト1)で、「拡張」(コールアウト2)をクリックします。
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左ペインで、カスタム・フィールドが表示されるオブジェクトの名前リンクをクリックします(コールアウト3)。 CEO名フィールドはアカウント・フィールドであるため、「アカウント」をクリックします。
フィールドが「フィールドの構成」セクションにリストされます。
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「使用可能」オプションを選択して、ワークスペースおよびグローバル検索用にフィールドを索引付けします(コールアウト4)。
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テキスト・フィールドについて、「最高経営責任者」を含め、「分析済テキスト検索」オプションを選択してフィールド内の個々の単語を索引付けします。 選択により、あいまい検索(スペルが類似した結果を取得する検索)も有効になります。 また、「すべての単語」および「いずれかの単語」を含む他の検索演算子を有効にします。
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「キーワード検索に含む」オプションを選択して、デジタル営業リスト・ページやCX Salesワークスペースおよびグローバル検索でフィールドの検索を有効にします。
このチェック・ボックスが選択解除されたままになっている場合、ユーザーはCEO名を使用してアカウントを検索できません。 ただし、ワークスペースでは、「最高経営責任者名」フィールドをアカウントのフィルタとして追加し、そこでフィールドを検索できます。 グローバル検索ではフィルタを追加できません。キーワードによる検索のみが可能です。
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「オブジェクト参照に含む」オプションを選択して、関連オブジェクトでフィールドを検索できるようにします。 商談の検索時にCEO名を使用する場合などに選択します。
「キーワード検索に含む」オプションを選択せずに「オブジェクト参照に含む」を選択した場合、商談を検索するユーザーは、ワークスペースでフィルタとしてのみフィールドを使用できます。
関連オブジェクトの検索にフィールドを使用可能にする
フィールドを関連ビジネス・オブジェクトで検索可能にできるのは、そのフィールドに対して「オブジェクト参照に含む」オプションを選択した場合のみです。
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ウィンドウの左ペインで、検索を有効にするオブジェクトを開きます。 この例では、「商談」(スクリーンショットのコールアウト1)です。
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左ペインでフィールド(この例では「アカウント」(コールアウト2))を選択します。
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右ペインで「使用可能」を選択します(コールアウト3)。
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グローバル検索およびワークスペース検索ボックスでの検索にこのフィールドを使用する場合は、「キーワード検索に含む」オプション(コールアウト4)を選択する必要があります。
このオプションを選択せずに「使用可能」を選択した場合、フィールドはワークスペースでフィルタとして引き続き使用可能ですが、グローバル検索では検索できません。
「オブジェクト参照に含む」オプションはここでは関係ありません。 この2つのユース・ケースの概要を次に示します。
ユース・ケース
使用可能
キーワード検索に含む
ユーザーは、グローバル検索およびワークスペース検索ボックスを使用してフィールドで検索できます。 たとえば、CEO名を入力すると、結果には個人がCEOであるアカウントだけでなく、そのアカウントの商談も含まれます。 ワークスペースでは、オブジェクトの検索時にフィルタとしてフィールドを選択することもできます。 たとえば、ワークスペースで商談を検索する場合、CEO名でフィルタできます。
選択済
選択済
ユーザーはワークスペースでフィールドをフィルタとして追加できますが、「検索」ボックスまたはグローバル検索を使用して検索することはできません。
選択済
選択を解除済
構成の公開
オプションを選択したら、 をクリックします。
公開すると索引付けプロセスがトリガーされ、これは「モニター」タブの「公開」サブタブでモニターできます。 索引付けプロセスが完了すると、新しい構成が使用可能になります。 なんらかの理由によりプロセスがエラーで終了した場合は、ヘルプ・デスクに連絡してください。
デジタル営業リスト・ページおよびCX Sales UIでフィルタとして使用するフィールドの有効化
UIに表示するフィールドを有効にして、それをフィルタとして使用し、検索結果に列として追加できるようにする必要があります。
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「適応型検索の構成」ページで、「UIの構成」をクリックします。
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オブジェクトのフィルタとしてフィールドを使用できるようにするには(たとえば、アカウントの検索時にアカウント・フィールドをフィルタとして使用できるようにするには)、次の手順を実行します。
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「UIの構成」タブの左ペインでオブジェクトを選択します。
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フィールドの「UIで表示」オプションを選択します。
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他の関連オブジェクトのUIでフィールドを使用できるようにするには(たとえば、商談検索でアカウント・フィールドをフィルタとして使用可能にするには)、次の手順を実行します。
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「UIの構成」タブの左ペインで、フィルタを有効にするオブジェクトの関連オブジェクト階層を表示します。 たとえば、「商談」(次のスクリーンショットのコールアウト1)を選択します。
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オブジェクト階層内でフィールドのオブジェクトを見つけて選択します。 たとえば、「アカウント」(コールアウト2)を選択します。
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フィールドの「UIで表示」オプションを選択します(コールアウト3)。
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「保存して閉じる」をクリックします。