テリトリ・ベースの割当とルール・ベースのフィルタリングの併用例
このトピックでは、テリトリ・ベースの割当とルール・ベースのフィルタリングを併用する方法について説明します。 この例では、1つ以上の一致するテリトリを見つけ、割当ルールを使用して、営業リードに割り当てられたテリトリのリストをフィルタします。
シナリオ
会社は、新しいリードを正しいテリトリに割り当てようとしています。 新着のリードに対する販売チャネルが識別されない場合、リードをパートナに引き継ぐか、社内で扱うかをアプリケーションで決定する必要があります。 ディールが内部の場合は、プライム・テリトリのみが割り当てられます。 ディールがパートナにプッシュされると、ディールを監視するためにチャネル・マネージャも割り当てられます。
トランザクションの詳細
リードは、割当エンジンが処理するプライマリ・マーケティング・ビジネス・オブジェクトです。 テリトリ割当は、リードに適切な営業担当を割り当てる主な手段です。 販売チャネルが識別されない場合などは、ルール・フィルタリングを使用してテリトリをフィルタすることもできます。 ルール・フィルタリングは、「テリトリ・ベースのリード割当の割当ルール」(MKL_LEAD_ASSIGNMENT_RULE)プロファイル・オプションがルール・フィルタリングを使用するように設定されている場合に実行されます。
このシナリオでは、作業オブジェクトはリードで、候補オブジェクトはテリトリです。 割当はテリトリ・ベースです。 割当処理で、1つ以上の一致するテリトリが検出されます。 次に、割当処理では、「テリトリ・ベースのリード割当の割当ルール」プロファイル・オプションで定義されたルール・カテゴリを使用して、ルール・フィルタリングに使用するルール・セットが決定されます。
テリトリ・ベースの割当によってテリトリのリストが提供された後、ルールによって割当プロセスを微調整できます。
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SALES CHANNELのルールが空白ではありません
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SalesLead。販売チャネルが空白ではありません
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処理: 一致する候補を返します
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SALES CHANNELのルールが空白です。チャネル・マネージャを割り当てます
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営業リード。販売チャネルが空白です
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販売ディール。ディール・サイズが1,000,000を超えています
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テリトリ。パートナ内のテリトリ・タイプ、販売チャネル・マネージャ
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処理: 一致する候補を返します
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SALES CHANNELのルールが空白です。プライムを割り当てます
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営業リード。販売チャネルが空白です
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販売ディール。ディール・サイズが1,000,000未満です
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テリトリ。テリトリ・タイプがプライムと等しいです
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処理: 一致する候補を返します
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リードが出現したら、フォロー・アップのためにテリトリに割り当てる必要があります。 テリトリ・ベースの割当では、SALES CHANNELルールに基づいて、リードがパートナ(および監視対象の販売チャネル・マネージャ)で処理できる小さいディールであるか、内部営業部署でフォロー・アップする必要がある大きいディールであるかを判断できます。
割当結果
最初に、割当プロセスによってリードのテリトリのリストが識別されます。 次に、ルールによって、ディールの割当先が決定されます。
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この最初のルールでは、販売チャネルの値が存在するかどうかを判断します。 存在する場合は、(テリトリ・ベースの割当によって)識別されたすべてのテリトリが割り当てられます。
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2番目のルールでは、販売チャネルが割り当てられておらず、かつディールが100万ドル未満である場合、リードをパートナおよび販売チャネル・マネージャに割り当てます。
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最後のルールは、販売チャネルの値がなく、かつディールが100万ドルを超える場合に使用され、リードがプライム(内部)テリトリに割り当てられます。