契約更改の理解

契約更改により、既存のソース契約のコピーが作成されます。ソース契約は、アクティブまたは失効済ステータスにできます。新規更改契約の有効性および価格詳細は、構成された更改デフォルトに基づいて変更されます。

新規更改契約のネゴシエーション設定など、その他の属性も変更できます。ヘッダーおよび明細レベルでサービス契約の契約更改をアクティブ化することを選択できます。つまり、契約全体または特定の契約明細、あるいはその両方を更改できます。

契約の作成時に更改プロセスを編集するには、次の3つのオプションがあります:

自動: これは、契約失効前に「適格契約および契約明細の自動更改」スケジュール済プロセスによって生成される、自動契約更改を意味します。

ノート:
スケジュール済プロセスが適格な契約を選択するには、更改テンプレートでマークアップ、値下げまたは価格再設定が有効になっている必要があります。
手動: これは、契約または明細を手動で更改する必要があることを意味します。これは、契約ライフサイクルのどの時点でも実行できます。契約失効前に通知されます。
更新しない: これは、契約更新を選択しないことを意味します。これを選択すると、契約のすべての明細および対象資産のダッシュボード列リストから「更改タイプ」列が削除されます。

ヘッダー・レベルで契約更改が選択されている場合、既存の契約明細は反映されません。各契約明細に対して、次の更改オプションがドロップダウン・リストとして提供されます:

更新: カバレッジまたはサブスクリプション明細の更新。
継続期間: サブスクリプションでのみ使用可能で、明細期間は更改済契約では変更されません。これは、ソース契約と同じままです。
更新しない: つまり、契約が更改されると、サブスクリプション明細およびカバレッジ明細と対象資産は更改されません。

ノート:

スケジュール済プロセス「適格契約の自動更改」では、常にヘッダー・レベルの「更改プロセスの編集」ドロップダウン・リスト値が考慮され、「ネゴシエーションと更改」タブで設定された「更新プロセス」ドロップダウン・リスト値に対する契約の更改適格性が判断されます。

契約は手動または自動で更改できます。ユーザーは、更改処理を使用して契約を手動で更改することも、契約を自動的に更改するようにアプリケーションを構成することもできます。アプリケーションでは、更改ルールを使用して更改デフォルトを決定します。更改契約のライフ・サイクルは、新しく作成された契約に似ています。ただし、イベント・モデル構成を使用して、更改契約に別のライフ・サイクルを構成できます。イベント・モデルを構成して、更改契約を受入のために顧客にルーティングするか、内部承認のために契約管理者にルーティングできます。また、顧客受入または内部承認なしで契約をアクティブ化することもできます。したがって、アプリケーションでは、契約ルールで構成された更改ルール・テンプレートを評価して、更改プロセス、顧客受入基準および内部承認基準を取得します。

次の表に、更改プロセス、顧客受入および内部承認の基準の組合せの概要を示します:

更改プロセス	顧客受入	内部承認	摘要
自動	不要	不要	アプリケーションによって契約が更改およびアクティブ化されます。
自動	不要	必須	アプリケーションによって契約が更改され、承認のために発行されます。
自動	必須	必須/不要	アプリケーションによって契約が更改され、さらに処理するために契約管理者のキューに残されます。イベント通知ルールを構成して、受入のために契約を顧客に自動的に送信できます。
手動	必須/不要	必須/不要	アプリケーションによって契約が更改され、さらに処理するために契約管理者のキューに残されます。
更改しない	該当なし	該当なし	アプリケーションは契約を更新しません。