データ・モデルの変更
データ・モデルは、レポートのデータのソースおよびそのデータの取得方法を定義します。 既存のモデルに含まれていない追加データが必要な場合に変更済データ・モデルを作成するには、既存のデータ・モデルをコピーして編集できます
WebサービスまたはHTTPデータソースを使用して外部データソースに接続できます。 IPの許可またはプロキシ構成が必要なエンド・ポイントは、メンテナンス・アクティビティ中は使用できなくなる可能性があります。 サポートされないデータ・ソースを選択すると、警告メッセージが表示されます。 外部データ・ソースに関するいくつかの考慮事項を次に示します。
-
変更された新規JDBC接続は許可されません。 変更された既存のJDBC接続は引き続き機能します。
-
JNDI接続は監査データのみに制限されます。
-
Webサービス接続がサポートされています。
-
HTTP接続がサポートされています。
-
ファイル接続は、データ・モデル・エディタでサポートされています。
-
コンテンツ・サーバー接続がサポートされています。
データ・モデルの作成
-
ビジネス・インテリジェンス(BI)カタログで「新規」をクリックし、「公開レポート」の「データ・モデル」を選択します。
-
オプションで、「データ・モデル」ペインの「プロパティ」ノードをクリックして、データ・モデルのプロパティを設定します。 たとえば、NULL値によってレポートから列が削除されないようにするには、プロパティのXML出力オプション・セクションでNull要素用の空のタグを含めるを選択します。 これにより、エクスポートされたレポートにnull値がある場合に列の順序が保持されます。
-
「データ・モデル」ペインの「データ・セット」ノードをクリックして、データのソースおよび取得方法を決定するデータ・セットを作成または編集します。 「新規データ・セット」をクリックし、データ・セット・タイプを選択します。 BIリポジトリをデータ・ソースとして使用するのがベスト・プラクティスであるため、次のどちらかを選択してください。
-
SQLクエリ: クエリー・ビルダー・ツールを使用して、リポジトリから使用するデータを定義する場合。 データ・ソースとして「Oracle BI EE」を選択します。
-
Oracle BI分析: 選択した分析からの列を使用する場合。
ノート:OBIEEデータ・セットは、BIメタデータ内の論理表を使用して取得され、内部的に結合されるため、サブジェクト領域内で明示的な結合を行う必要はありません。 同じサブジェクト領域の表を使用して単一のデータ・セットを作成することをお薦めします。
-
-
オプションで、レポート出力に含めるデータを制限するために、「データ・モデル」ペインの「パラメータ」ノードをクリックして、ユーザーがレポートの使用時に設定できる変数を定義します。 問合せのパフォーマンスの向上のためにプロンプト値でデータをフィルタするなど、パラメータが必須の場合は必須として設定できます。 これらは、レポートの実行時にアスタリスクで示されます。 「データの表示」オプションまたはオンラインを使用してレポートを実行したり、スケジュールするには、必須レポート・パラメータが必要です。
ノート:当該のデータ・モデルを使用するレポートについてジョブ定義が作成されている場合は、パラメータの順序が重要です。 データ・モデル内の順序を変更した場合は、ジョブ定義も更新します。
-
「検証」をクリックして、問合せおよびパフォーマンスの警告を表示します。
-
データ・モデルを に保存します。
データ・モデルでサポートされているSQL文
データ・モデルでは、次のような標準SQL SELECT
文および非標準SQLがサポートされます。
-
データベース・プロシージャ
-
ネストされた結果セットを返すカーソル文
-
明示的な静的SQL
SELECT
文をサポートするカーソル関数の参照 -
WHERE
句で使用されるSQLクエリ・パラメータ -
if - else式を使用して単一のデータ・セット内で複数のSQL問合せを実行する条件付き問合せ
データ・モデルでは、次のキーワードが含まれるSQL文はサポートされません: DELETE
、INSERT
、UPDATE
、DROP
、EXECUTE
、ALTER
、MERGE
、DBMS_SQL
、CREATE
、AUTONOMOUS_TRANSACTION
、PRAGMA
、WRITETEXT
、UPDATETEXT
、LOAD
、UNLOAD
、DATABASE
、GRANT
、REVOKE
、TRUNCATE
。
データ・モデルの編集
-
事前定義済データ・モデルをコピーします。
-
BIカタログ内のデータ・モデルを見つけて、「コピー」をクリックします。
-
内に、元のデータ・モデルを格納するフォルダと同様のフォルダ・パスを持つサブフォルダに貼り付けます。
-
ペーストしたデータ・モデルの「その他」をクリックし、「編集」を選択します。
-
-
オプションで、「データ・モデル」ペインの「データ・モデル」ノードをクリックして、データ・モデルのプロパティを設定します。
-
「データ・モデル」ペインの「データ・セット」ノードをクリックして、データ・セットを作成または編集します。
ほとんどの事前定義済データ・モデルはSQLクエリ・タイプであり、次の表からアプリケーション・データを取得するように設定されています。
-
ApplicationDB_FSCM:: 財務、サプライ・チェーン管理、プロジェクト管理、調達およびインセンティブ報酬
-
ApplicationDB_CRM: 営業
-
ApplicationDB_HCM: 人材管理
-
-
必要に応じて、前述の「データ・モデルの作成」のタスクのステップ4から6までを実行します。