サブジェクト領域を使用したパフォーマンスの診断
この例では、OTBI使用リアルタイムおよびOTBIパフォーマンス・リアルタイム・サブジェクト領域を使用して使用状況およびパフォーマンスを理解し、パフォーマンス・ボトルネックを診断して、分析の実行速度が遅いか、最適化できるかを理解する方法を示します。
OTBI使用リアルタイム・サブジェクト領域は、OTBIの使用トレンドをユーザー、分析とダッシュボード、およびサブジェクト領域別に監視します。 OTBIパフォーマンス・リアルタイム・サブジェクト領域は、使用状況、分析実行時間、実行エラーおよびデータベースの物理SQL実行統計を監視します。
この例では、OTBIにアクセスしているユーザーの現在の数を判断する分析を作成して、システム負荷を判断します。また、長時間実行問合せの傾向を識別するヒストグラム分析を作成します。
ユーザー数の分析
-
「レポートおよび分析」作業領域で「作成」をクリックし、「分析」を選択します。 OTBI使用リアルタイム・サブジェクト領域を選択し、「続行」をクリックします。
-
列の選択ページで、サブジェクト領域とフォルダを展開します。 「ファクト - 使用状況メトリック」フォルダからユーザー数を選択し、「次」をクリックします。 分析にディメンションを含めていないため、すべてのユーザーの合計が表示されます。
-
「ビューの選択」ページで、表ビューを選択して「次」をクリックします。
-
残りのページで、「次」をクリックしてデフォルト値を受け入れます。
-
「保存」ページで、分析の名前を入力し、分析を保存するカタログ・フォルダを選択して、「送信」をクリックします。 その結果、システム上のユーザー数を含む単一列の表が作成されます。 この分析を絞り込むには、OTBIレポート・フォルダの「レポート名」列と「レポート・パス」列を分析に追加して、使用中のレポートを決定します。
問合せパフォーマンスの分析
-
「レポートおよび分析」作業領域で「作成」をクリックし、「分析」を選択します。 OTBIパフォーマンス・リアルタイム・サブジェクト領域を選択し、「続行」をクリックします。
-
列の選択ページで、サブジェクト領域とフォルダを展開します。 OTBIレポート・フォルダから「レポート名」を選択し、「追加」をクリックします。
-
「ファクト - パフォーマンス・トラッキング」フォルダの「導出されたメトリック」フォルダから合計実行時間を2回追加します。
-
問合せ実行メトリック・フォルダからレポート行数を追加します。 「次」をクリックします
-
使用状況メトリック・フォルダからレポート数を追加します。 「次」をクリックします
-
「ビューの選択」ページで、ピボット・ビューを選択して「次」をクリックします。
-
残りのページで、「次」をクリックしてデフォルト値を受け入れます。
-
「保存」ページで、分析に「パフォーマンス・ヒストグラム」という名前を付け、「自分のフォルダ」を選択して「送信」をクリックします。
-
「カタログの参照」をクリックし、カタログで「自分のフォルダ」に移動し、分析の「編集」をクリックします。
-
「基準」タブを選択します。 「オプション」ボタンをクリックし、最初の合計実行時間列で「昇順ソート」を選択します。
-
2番目の実行時間の「オプション」ボタンをクリックして、式の編集を選択します。 式の編集ダイアログ・ボックスで、カスタムの見出しに「合計実行時間ビン」と入力し、実行時間の範囲(5秒未満から5分を超える範囲)でビン化する次の文を列式に入力します。
CASE WHEN "Derived metrics"."Total Execution Time" <= 5 THEN 'Less than 5 Seconds' WHEN "Derived metrics"."Total Execution Time" BETWEEN 5 AND 30 THEN 'Between 5 and 30 Seconds' WHEN "Derived metrics"."Total Execution Time" BETWEEN 30 AND 60 THEN 'Between 30 and 60 seconds' WHEN "Derived metrics". "Total Execution Time" BETWEEN 60 AND 120 THEN 'Between 60 and 120 seconds' WHEN "Derived metrics"."Total Execution Time" BETWEEN 120 AND 300 THEN 'Between 120 and 300 seconds' ELSE 'Greater than 300 seconds' END
-
「結果」タブで、ピボット表の「ビューの編集」をクリックします。
-
ピボット表エディタのレイアウト」・ペインで、次のようにします。
-
「合計実行時間ビン」列を行セクションに移動します。
-
レポート数をメジャー・セクションに移動します。
-
残りの列を「除外」セクションに移動して、ピボット表に表示されないようにします。
-
-
「完了」をクリックします。
この情報をグラフまたは表として表示して、実行時間が長すぎるレポートの数を表示できます。 使用率が最も高く、実行時間が最も長いものに優先順位を付けることができます。