「重複識別」作業領域での解決要求の作成および発行
重複識別バッチによってデータベース内の潜在的な重複を識別したら、重複解決要求を作成して発行することで、これらの重複セットを解決できます。
各重複セットには、レビュー用にアプリケーションで識別される潜在的な重複レコードが2つ以上含まれます。 これらの各重複セットを分析して変更できます。 たとえば、次のことができます。
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照合ルール名を表示して、重複セットが形成された理由および重複識別スコアを駆動した照合ルールを把握します。 「照合ルール」列を表示するには、 をクリックします。照合ルールを表示する機能により、照合構成の検証も簡略化されます。 実装者は、照合ルールを微調整し、重複識別結果セットに対するルール変更の影響をテストできます。
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重複解決要求に含めないレコードを削除します。 また、以前に削除したレコードを、削除済レコード表からセットに復元することもできます。
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レコードのペアを非重複としてマークし、そのレコードが一致の可能性があるとして識別されないようにします。 非重複リストからペアを削除するには、終了日を変更します。
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マスター・レコードを変更します。
解決要求を作成して発行するには:
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を選択して、「重複識別」作業領域に移動します。
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重複セットをレビューおよび解決するバッチのバッチIDをクリックします。 重複レコードを含むセットのリストが表示されます。
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解決のためにレビューするセットの「重複ID」をクリックします。
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選択したセット内の重複レコードをレビューし、それらのレコードをマージするかリンクするかを決定します。 「照合ルール」列を表示して、各レコードの重複識別スコアを駆動した照合ルールを把握できます。 「照合ルール」列を表示するには、 をクリックします。マスター・レコードの照合ルールが空白であることに注意してください。
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「要求の作成」をクリックし、適切な重複解決要求タイプを指定します。たとえば、マージ(重複レコードを組み合せる場合)、リンク(重複レコードを結合する場合)、マージのテスト(アプリケーション・データに影響を及ぼすことなくマージ構成をテストする場合)または汎用(後で解決を選択する場合)などです。 要求が発行されると要求IDが生成され、これを使用して重複解決プロセスのステータスを追跡できます。
ノート:このリクエストの処理の承認は、ORA_ZCH_DS_MERGE_REQUESTSプロファイル・オプションによって制御されます。 このプロファイル・オプションは「顧客データ管理オプションの管理」設定タスクの「データ・スチュワード・マージ処理」設定を使用して設定できます。
ノート:重複セット内のマスター・レコード指定は暫定値であり、重複解決の「マスター・レコード選択設定」オプションに基づいて、マスター・レコードの最終決定が重複解決プロセス内で行われます。