住所クレンジング構成
住所クレンジング構成は、住所のリアルタイムおよびバッチ・クレンジング用の属性とパラメータで構成されます。
出荷時にあらかじめ定義されている事前定義済の構成を使用するか、それをコピーして住所クレンジング要件に適合させるオプションがあります。
たとえば、事前定義済のデフォルトの国がアメリカ合衆国である場合、デフォルトの国をイギリスに変更できます。
事前定義済のリアルタイム住所クレンジング構成は「住所検証」と呼ばれ、一括で行われる場合は「住所クレンジング」と呼ばれます。 クレンジング構成の定義および管理の一部として、事前定義済のクレンジング構成をレビューおよび編集できます。
Oracle Address, Email, and Phone Verificationには、UI、またはレジストリ内に住所データを作成する他のサービスによるデータ入力プロセス中に住所をクレンジングおよび検証するためのオンラインの対話型サービスが含まれています。 リアルタイム住所クレンジング・サービスでは、入力住所が解析され、国固有の郵送先住所参照データベース(アメリカ合衆国郵便公社(USPS)やカナダ郵便公社など)に対して検証されます。 リアルタイム住所クレンジング・サービスは、次の2つのモードで実行されます。
-
検証: 検証モードでは、入力住所データを解析、検証、クレンジング、音訳、書式設定できます。 このモードでは、参照データが確認され、最適な一致(1対1)が返されます。
-
検索: 検索モードでは、すべてのインストール済データを検索し、複数の結果(1対多)を返すことができます。 検索モードでは、レコードごとに最大20件のレコードが返されます。 これらのレコードは、可能性が最も高い検索結果から可能性が最も低い検索結果へと順にソートされて表示されます。
一括レコードの住所クレンジングでは、レジストリ内の住所レコードのサブセットまたは全体に対して、またはデータ・インポート・プロセスの一部として、住所クレンジング、検証および標準化が実行されます。 バッチ住所クレンジング・サービスは、入力住所データを解析およびクレンジングして出力を固有の文字またはラテン文字で表示できる検証モードでのみ実行できます。
出力住所をネイティブ・スクリプトで表示する必要があるかどうかを指定することもできます。 たとえば、住所がアラビア語である場合、検証済出力を英語で表示できます。 これは、母国語(ローカル言語)からラテン語(英語)への出力、またはラテン語から母国語への出力についてサポートされています。 ラテン語以外の言語の要求により、ラテン語以外の別の言語で検証済出力を取得することはできません。 たとえば、アラビア語で住所を検索し、中国語で検証済出力を取得することはできません。 これらの言語は両方ともサポートされていますが、これらの間の音訳はサポートされていません。 このオプションの詳細は、「関連トピック」の項の「住所の検索および検証」のトピックを参照してください。
住所検証の詳細は、「関連トピック」セクションの住所検証設定プロセスの概要に関するトピックを参照してください。