名前形式の書式の作成
この例では、名前形式の書式を作成し、その書式変動レイアウトを定義し、それに「アメリカ合衆国」を割り当てます。
アプリケーションはロケール割当プリファレンスに基づいて、名前コンポーネントを表示する名前形式の書式を選択します。 国または国と言語の両方のいずれかをロケールとして設定できます。 ただし、言語のみをロケールとして設定することはできません。
国と言語の両方をロケールとして設定した場合、アプリケーションには現在のセッションの言語設定に基づいて名前コンポーネントが表示されます。 たとえば、連結名前形式で次の2つの名前形式コードを作成したとします。
-
形式コード1:
-
国: 中国
-
言語: 簡体字中国語
-
-
形式コード2:
-
国: 中国
-
言語: 英語
-
国プリファレンスを中国に、セッション言語を英語に設定した場合、担当者名は形式コード2で書式設定されます。 しかし、国プリファレンスを中国に、セッション言語を簡体字中国語に設定した場合、担当者名は形式コード1で書式設定されます。
国および言語設定にロケールが存在しない場合、デフォルトの名前形式コード(「形式のデフォルト書式」オプションが「はい」に設定されている名前形式コード)が使用されます。
名前書式は、新規担当者を作成するときまたは既存の担当者の名前を更新する際にのみ有効です。 アプリケーションにより担当者名が翻訳されることはありません。
名前形式の書式の作成
名前形式の書式を作成するには:
-
「名前書式の管理」ページで、「処理」メニューから「作成」をクリックします。 「名前形式の書式の作成」ページが表示されます。
-
「概要」領域で、次の表に示すフィールドに値を入力します。
フィールド
値
コード
CONCAT_NAME_US
Name
United States Concatenated Name Format
名前形式
連結名前
形式のデフォルト書式
いいえ
ノート:「形式のデフォルト書式」オプションをYesに設定して、選択した名前スタイル(連結形式)のデフォルト形式として作成する名前スタイル形式を指定します。
-
「書式変動」領域で、「処理」メニューから「行の追加」をクリックします。 空白行が「書式変動」表に追加されます。
-
空白行の「変動ランク」フィールドに1を入力します。
-
「書式変動レイアウト」領域で、「処理」メニューから「作成」をクリックします。 空白行が「書式変動レイアウト」表に追加されます。
-
次の表に示すフィールドに値を入力します。
フィールド
値
明細
1
位置
1
プロンプト
個人名
名前要素
名
必須
いいえ
大文字
いいえ
ノート:必要な数の名前の一部を作成できます。 名前の一部の前または後に空白行およびデリミタを入力するには、「展開」をクリックします。 このセクションでは、「属性変換機能」を使用して、国属性値の表示方法を指定できます。 次のいずれかの関数を使用します。
-
hz_format_pub.get_tl_territory_name(COUNTRY): 国の国コードを名前に変換します。 たとえば、MXはメキシコに変換されます。 国は、ユーザー・プロファイルに設定されている言語で表示されます。 ユーザー・プロファイルの国設定が国属性値と同じ場合は、国名は表示されません。
-
hz_format_pub.get_neu_country_code(COUNTRY): 北ヨーロッパの国の国コードを、書式設定された住所の郵便番号の前にあるコードに変換します。 たとえば、フランスの場合は、Fが郵便番号の前に置かれています。 Bはベルギー、Dはドイツに使用されます。
北ヨーロッパの郵便番号のテリトリ・コードおよびそのプリフィクスの詳細は、「各国のシード済住所書式」のトピックを参照してください。
-
-
「処理」メニューから「作成」をクリックして、次の表に示す別の変動レイアウトを作成します。
フィールド
値
明細
2
位置
2
プロンプト
個人姓
名前要素
姓
必須
いいえ
大文字
いいえ
-
「ロケール割当」タブで、 をクリックし、次の表に示すようにフィールドに値を入力します。
フィールド
値
国
アメリカ合衆国
言語
英語(米国)
ノート:アプリケーションは、ロケール割当てプリファレンスに基づいて名前コンポーネントを表示する名前形式の書式を選択します。 国または国と言語の両方のいずれかをロケールとして設定できます。 ただし、言語のみをロケールとして設定することはできません。 国および言語設定にロケールが存在しない場合、デフォルトの名前形式コード(「形式のデフォルト書式」オプションが「はい」に設定されている名前形式コード)が使用されます。
-
「保存してクローズ」をクリックします。