契約ルールの定義
この例は、マージ要求が処理されないようにするために使用できる、ユーザー定義の契約ルールを作成する方法を示しています。
契約ルールは、マージ要求がアプリケーションによって拒否されるかどうかを決定するために定義される、パターンおよび条件の集合です。 契約ルールを定義するために実行するタスクは、次のとおりです。
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付属の事前定義済の契約ルール辞書に含まれる用語のレビューおよびリフレッシュ
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新しい契約ルールの追加
契約ルールの詳細は、Oracle Technology Network (http://www.oracle.com/technetwork)で『Oracle Fusion Middleware Oracle Business Rulesユーザーズ・ガイド』を参照してください。
事前定義済の契約ルール辞書に含まれる用語のレビューおよびリフレッシュ
顧客ハブ・アプリケーションには、アプリケーションですぐに使用できる、事前定義済のすべての契約ルールが含まれた事前定義済の契約ルール辞書が用意されています。 この辞書を使用してカスタム契約ルールを定義する前に、事前定義済の契約ルール辞書に存在する契約ルール用語および用語属性をレビューして、ビジネス要件を満たすために必要なカスタム契約ルールを定義するのに十分であるかどうかを確認する必要があります。 必要に応じて、用語をリフレッシュして、最新の用語、用語属性および関連メタデータ(たとえば、エンティティやオブジェクトなどのファクト・タイプ)をインポートします。 辞書をリフレッシュすると、アカウントおよび担当者について新しく追加されたすべてのカスタム属性を取得できます。 契約ルール辞書をレビューおよびリフレッシュするステップは、次のとおりです。
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「設定および保守」作業領域で、次の項目に移動します。
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オファリング: 顧客データ管理
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機能領域: 顧客ハブ
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タスク: 契約ルールの管理
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「契約ルールの管理」ページで、事前定義契約ルール辞書にある契約ルールの用語および用語属性が、自社のビジネス要件を満たすために必要なカスタム契約ルールを定義するのに十分であるかどうかを確認します。
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「用語のリフレッシュ」をクリックし、最新の用語、用語属性、関連するメタデータをインポートします。
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確認メッセージに応答して「OK」をクリックします。
新しい契約ルールの追加
前述のステップを使用して契約ルール辞書をレビューしてリフレッシュしたら、次のステップを実行して新しいカスタム契約ルールを作成します。-
「契約ルールの管理」ページで「次」をクリックして「契約ルールの管理: ルールの定義」ページに移動します。
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「処理」メニューから「追加」をクリックして、新しいルールを追加します。
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ルール名を入力します。
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「ルールの定義」をクリックします。
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契約ルールを作成する理由を「調整事由」に入力します。
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「処理」メニューから「追加」をクリックして新しいパターンを作成します。
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次の表に示すサンプル情報を使用して、新しいパターン・フィールドに情報を入力します。 指定がある場合を除き、デフォルト値を使用します。 パターン間の関係は常にANDであり、編集できないことに注意してください。 「パターンの定義」列には、定義されたMergeTypeで、辞書用語OrganizationPartyVOおよびPersonPartyVOを含める必要があります。 これらのパターンによって、マスター・レコードと非マスター・レコードが決定されます。
パターン
辞書用語
用語の別名
関係
for each case where
PersonPartyVO
Person
AND
for each case where
OrganizationPartyVO
NonmasterParty
AND
there is a case where
PartyUsageAssignmentVO
PartyUsageAssignment
AND
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「条件」表にナビゲートします。
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「処理」メニューから「追加」をクリックして、新しい条件を追加し、次の表に示すサンプル情報を使用してフィールドに入力します。 指定がある場合を除き、デフォルト値を使用します。
用語属性
演算子
値
関係
Person.PartyNumber
is not
1234
AND
NonmasterParty.MergeType
=
Nonmaster
AND
UsageAssignment.PartyUsageCode
=
HR_APPLICANT
AND
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「保存」または「保存してクローズ」をクリックします。
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「発行」をクリックします。