グローバル税金レポート

グローバル税金レポート処理機能は、すべての国に対して、税金レポート要件を管理するためのレポート・ソリューションを提供します。

欧州、中東、アフリカ(EMEA)の一部の国については、Oracle Fusion Cloud Financials for EMEAで事前定義済レポート(イタリアのVAT登録やスペインのVAT仕訳など)を提供しています。その他の国については、税金データ・モデルを使用して必要なレポートを作成してください。

グローバル税金レポート処理機能を使用して、会社および税務当局の要件に従って税金レポート・データを編成します。 EMEAのレポートでは、税金構成設定に基づいて税金トランザクション情報を取得するために、Oracle Taxのデータ・モデルを使用しています。

グローバル税金レポート:

税金レポート要件への対応
税金レポートの処理

税金レポート要件への対応

Oracle Financials for EMEAを使用して、税金レポートの作成効率を上げることができます。

グローバル税金レポート処理機能を使用して、EMEA諸国の次のビジネス・ニーズに対応します。

法的レポート・ユニットに関連付けられた税務登録番号に基づいて、VATなどの税金をレポートします。
会計カレンダと同じまたは異なる税金カレンダが設定された税金期間に基づいて、VATなどの税金をレポートします。
ユーザー定義の税金レポート日に基づいてレポートを作成するトランザクションを選択します。
オープン税金期間の税金レポートの暫定版を生成して、レポートを最終決定する前にデータを確認して修正します。
最終レポートを実行して税金期間をクローズし、トランザクションを更新できなくして、税務当局への二重のレポートを防止します。
税金登録を使用して、税金トランザクションに対して個別の順次文書採番管理を実現します。
オープン税期間の新規入力トランザクションとして、以前にクローズ済の税金期間および発行済税金申告に対する訂正トランザクションをレポートします。
発行期間終了日を識別する情報で、当局にレポートした各トランザクションをマーク付けします。
現在の税金レポート目的のパフォーマンスに影響を与えることなく、税金トランザクション履歴を保持します。

税金レポートの処理

グローバル税金レポート処理機能には、広範なユーザー・プロシージャがいくつか含まれています。

財務管理者および担当者は次の作業を完了する必要があります。

税金レポートの前提条件情報を設定します。たとえば、EMEA VAT税金レポート・タイプの税金レポート・コードを設定し、税金レポート・タイプおよび税金レポート・コードを税金設定に関連付けます。
税金レポート・エンティティや税金登録などの税金構成詳細を設定します。
税金レポート日など、トランザクションのレポート処理詳細を入力します。
「税金レポートのトランザクションの選択」プロセスを実行し、税金期間内にレポートするすべての計上済および未計上のトランザクションを選択します。未計上、計上済、および計上済と未計上の両方のトランザクションに対して、税金レポート(一般および国固有)を実行できます。これは、最終レポートを税務当局に送信する前に、トライアル・レポートを実行して訂正するのに便利です。 Taxで税金設定を完了している場合は、税金登録番号と税金レポート日に基づいて選択されます。

ノート:
「税金レポートのトランザクションの選択」プロセスを実行する前に、税金レポート構成を設定する必要があります。
税金レポートの暫定バージョンを実行します。
「税金レポートのトランザクションの完了」プロセスを実行します。
税金レポートの最終バージョンまたは再印刷バージョンを実行します。