税金ボックス割当ルール

税金ボックス割当ルールは、税金決定要素と、税金ボックスと呼ばれるユーザー定義レポート・カテゴリの間の関連付けを表します。

トランザクションに適用される税金決定要素およびルールに基づいて特定の税金ボックス番号が、税金または課税対象額に割り当てられます。この番号は、税金ボックス・レポートに使用されます。

また、税金ボックスが使用されるレポート頻度を決定することで、年間割当または定期割当に使用する税金ボックス割当ルールを定義することもできます。指定可能な値は、「定期」および「年次」です。定期レポートと年次レポートで同じ税金ボックス・セットとその指定ルールを使用する実装では、「レポート周期」が「定期割当」または「年間割当」である税金ボックス割当ルールを作成します。この場合、「レポート周期」が「年間割当」で定義された税金ボックス割当ルールが定期的なレポートに有効になり、逆の場合にも同様に有効になります。

次の図は、トランザクションの税金ボックス割当ルールの定義に関連するステップを示しています。これには、税金レポート・タイプとコードの定義、税金決定要素の選択、税金決定要素セットの定義、税金条件セットの定義、最後に税金ボックス割当ルールの作成が含まれます。

税金レポート・タイプおよび税金レポート・コード

税金レポート・コードは、税金ボックス割当ルールで使用される税金ボックス番号を表します。これらの税金レポート・コードは、課税対象トランザクションに割り当てられます。

税金ボックス番号を税金レポート・コードとして定義します。たとえば、税務当局に控除対象税額を報告する必要があるとします。そのため、税金レポート・タイプの目的が税金ボックスの割当である税金レポート・タイプを定義します。ボックス・タイプが「控除対象」税金ボックスである税金レポート・コード、たとえば、「11 - 控除対象税金ボックス」を作成します。

税金決定要素および税金決定要素セット

税金ボックス割当ルールの定義に使用する税金決定要素を選択します。たとえば、次の税金決定要素に基づく税金ボックス割当ルールを定義します。

国: 商品の出荷元の国と商品の出荷先の国の決定に役立ちます。
トランザクション・ビジネス・カテゴリ: 購買トランザクションや販売トランザクションなどのトランザクションのタイプを決定するのに役立ちます。

これらの税金決定要素を一緒にして、税金決定要素セットと呼びます。

税金条件セット

税金決定要素に値を割り当てます。たとえば、イタリアの標準購買請求書の控除対象税額を決定するとします。税金決定要素に次の値を割り当てます。

出荷先国 = イタリア
出荷元国 = イタリア
トランザクション・ビジネス・カテゴリ = 標準購買請求書

税金ボックス割当ルール

税金ボックス割当ルールを作成します。この例では、次の条件を満たす場合に税金ボックス11を割り当てるルールを作成します。

商品の出荷元の国はイタリア
商品の出荷先の国はイタリア
トランザクション・タイプは標準購買請求書