重要な考慮事項

自動購買オーダーの繰越については、次の点を考慮してください:

予算日の再オープン

予算日の再オープンに対する義務の移動:

最終クローズ済予算日の債務残高が減少するため、繰越元年の使用可能資金が増加します。引当後残余予算額を年度から未変更のままにする場合は、「年度からの繰越に使用可能な資金を保持」を選択して、最終クローズ・スルー予算日の予算残高が減額されるようにします。
繰越年度に十分な使用可能資金があるかどうかは検証されません。再オープン予算日の繰越債務の予算を含めない場合、繰越された購買オーダーはその期間の現行予算残高から資金を消費します。

繰越金額(未請求金額または未搬送金額)は、最終クローズ・スルー予算日ではなく、「購買オーダー予算管理残高の繰越」プログラムが送信された時点で決定されます。

残高が適切に繰り越されるようにするには、次のステップに従うことが重要です:

プログラムを可能な限り年度末まで実行します。
期末経過勘定およびデフォルトの日付ルール設定を現在のトランザクション予算日またはシステム日付として使用する場合、処理が完了するまで、買掛/未払金の新規年度の期間をオープンしません。

プロジェクト管理予算の予算残高は、プロジェクト・ポートフォリオ管理で保守され、ベースライン・プロセスを使用して予算管理と同期されます。

「購買オーダー予算管理残高の繰越」プロセスでは、予算変更がプロジェクト予算から発生する必要があるため、プロジェクトの予算残高は自動的に更新されません。プロジェクト管理のプロジェクト予算の手動更新およびベースラインは、購買オーダーの繰越レポートの情報を使用して行うことができます。

プロジェクト支出項目日は、「購買オーダー予算管理残高の繰越」プロセス中に保守され、購買オーダー配分の予算日のみがプロセスによって更新されます。

EPM管理予算の予算残高は、EPMから保守およびロードされます。

「購買オーダー予算管理残高の繰越」プロセスでは、EPM予算残高は自動的に更新されず、予算変更はEPMから発生する必要があります。残余予算引当処理を含む予算改訂は、購買オーダーの繰越レポートの情報を使用してEPMで行うことができます。

繰越トランザクションの予算を含めなかった場合、トランザクションは新規予算から使用可能資金を消費します。

繰越取引の戻し処理および取消によって、新規予算の資金を増やすことができます。

繰越トランザクションの決済では、ビジネス・ユニットの「デフォルト日付ルール」設定に応じて、次のいずれかの日付が使用されます: