ネゴシエーション応答ルールの例
いくつかの設定を指定して、ネゴシエーションへの応答方法としてサプライヤに求める条件を管理できます。 デフォルト値の多くは、ネゴシエーションの作成を開始するときに選択したネゴシエーション形式から継承されますが、それらの値は必要に応じてここで上書きできます。
サプライヤの参加制限
特に制限がなければ、サプライヤは、アクセス可能なビジネス・ユニットに関連付けられているプレビュー・ステータスまたはアクティブ・ステータスのネゴシエーションをすべて検索して参照できます。 サプライヤは、明示的に参加依頼を行ったサプライヤのみに参加を制限するように指定しないかぎり、表示されるすべてのネゴシエーションに参加できます。 たとえば、ネゴシエーションへの参加を既存のサプライヤのみに制限する必要があるとします。 このような場合は、「参加依頼サプライヤに限定」応答ルールを選択します。
見積依頼の場合は、デフォルトで参加依頼サプライヤに限定されます。
明細選択の許可
サプライヤに対してネゴシエーションのすべての明細に応答するように要求することも、どの明細に応答するかをサプライヤ担当が選択できるようにすることもできます。 たとえば、多くの異なる製品タイプにわたる多数の明細が含まれている大規模なネゴシエーションにおいては、サプライヤに対して、そのサプライヤが提供する品目またはサービスにのみ応答することを許可できます。
最適価格の表示
オープン・ネゴシエーションでは、サプライヤは競合応答情報を参照できます。 それに対し、非公開ネゴシエーションでは、他のサプライヤの応答を参照することはできません。 ネゴシエーションの同一ラウンドにおいて複数の応答を許可している場合、応答価格をいくら下げれば再び対等になるかをサプライヤが把握できるように、最適価格値を表示できます。 そのためには、「サプライヤに最適価格を表示」応答管理を使用可能にします。
同一ラウンドでの複数の応答の許可
通常、同一ラウンドにおいてサプライヤ担当1人当たりに許可される応答は1つです。 ただし、同一ラウンドで複数の応答を送信することをサプライヤ担当に許可することもできます。 たとえば、複数のサプライヤ間での競争を促すために、必要に応じて複数の応答を許可できます。
応答改訂の許可
サプライヤ担当は、同じラウンド内から以前に発行された応答に改訂を発行できます。
サプライヤに留保金のネゴシエーションを許可
留保金レートおよび最大留保金額である留保金値を定義し、指定された値についてサプライヤがネゴシエーションできるかどうかを選択できます。
変換された金額をサプライヤに表示
変換された金額の表示をサプライヤに許可できます。 サプライヤからの競合応答のラウンドを促進するには、これを選択します。
変換された明細ランクをサプライヤに表示
サプライヤに、サプライヤへの変換された明細ランクの表示を許可できます。
変換された全体のランクをサプライヤに表示
サプライヤに、サプライヤへの変換された全体のランクの表示を許可できます。