プログラム・オプションの管理

「設定およびメンテナンス」作業領域の「プログラム・オプションの管理」タスクを使用して、プログラム・オプション(プログラム・カレンダ、カレンダ・マッピング・メソッドおよび通貨換算設定を含む)を選択します。

プログラム・カレンダ設定

「プログラム・カレンダ」ドロップダウン・リストを使用して、プログラム分析に使用するカレンダを指定します。通常、このカレンダは財務プロジェクト会計カレンダと同じです。

「プロジェクト・カレンダ・マッピング・メソッド」を選択して、プロジェクトの会計カレンダ期間とプログラム・カレンダのマッピング方法を指定します(2つが異なる場合)。

物理完了率およびアーンド・バリュー

コスト・データまたは工数データを使用してプログラム完了率を計算するかどうかを指定します。

発生したコストおよび残存予算を使用してプログラム完了率を追跡する場合は、「原価」を選択します。
完了したタスクおよび残っているタスクを考慮してプログラムの完了を追跡する場合は、「工数」を選択します。

プログラムのアーンド・バリューの計算方法を指定します。

「財務プロジェクト・プラン」を選択して、期間日数を使用して計画値を導出します。
「プロジェクト予算」を選択して、ITD予算を計画値として使用します。

プログラム分析通貨および換算設定

「プログラム・オプションの管理」>「プログラム分析通貨」セクションを使用して、プログラムに最大5つの通貨を追加し、デフォルト通貨を指定します。変更を保存すると、「プログラム・パフォーマンス・データの更新」プロセスでは、指定した「換算タイプ」および「換算日」設定を使用して、金額がプロジェクトの通貨からプログラムの通貨に換算されます。

プログラム分析ユーザー・インタフェースでは、最初は金額がデフォルト通貨で表示されます。プログラム・マネージャが通貨を変更すると、選択内容が個人のプリファレンスになります。

換算タイプと換算日

換算タイプおよび日付を使用して、プロジェクトおよびプログラム内の外貨換算ルールを指定します。

「換算タイプ」フィールドを使用すると、値を複数の通貨にまたがって変換するために使用するメソッドまたはルールを指定できます。たとえば、市場の変動に関係なく換算レートが変更されない「固定」換算タイプを指定することも、DALY換算タイプを作成することもできます。この換算タイプでは、換算レートが換算日に有効な換算レートを直接反映します。「換算レート・タイプの管理」設定タスクを使用して、換算レートおよびレート・タイプを設定します。詳細は、「換算レート・タイプの作成に関するガイドライン」を参照してください。

「換算日」を調整して、プログラムの通貨換算が期間の開始または終了で発生するかどうかを決定します。この設定は、特に動的な市場状況において、予算編成と財務報告の精度に直接影響します。