作業定義管理の電子署名および電子レコードの概要
Oracle Electronic Records and Electronic Signaturesは、電子レコードおよび電子署名をセキュアに収集、格納、取得および印刷するために構成できるフレームワークです。 このフレームワークを使用して、作業定義の電子レコードをレビューして電子署名を取得できます。
作業定義は、その作業定義の最初のバージョンが「承認済」ステータスになると生産に使用できます。 「承認済」ステータスではない作業定義バージョンは作業オーダーの作成には使用できず、プランニングや原価計算にも使用できません。 作業定義バージョンを承認のために送信すると、電子レコードの生成プロセスが開始されます。 「送信」操作は作業定義バージョンの作成および更新後に使用可能になります。 既存の承認済バージョンは更新できません。
組織の作業定義管理に対して電子レコードおよび電子シグネチャ(ERES)が有効になっている場合は、スプレッドシート(ADFdi)、ファイル・ベース・データ・インポート(FBDI)またはRESTサービスを使用して作業定義を作成または更新できません。
組織における作業定義管理のために電子署名を取得して電子レコードを生成するには、次の設定が必要になります。
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組織の製造作業定義管理の有効化 次のステップを実行します。
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「設定および保守」作業領域で、次の項目に移動します。
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オファリング: 製造およびサプライ・チェーン資材管理
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機能領域: 施設
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タスク: 電子署名プリファレンスの構成
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作業定義管理トランザクションの電子署名を有効にします。
ノート:1つ以上の作業定義バージョンが下書きまたは承認待ちステータスにある場合、作業定義の電子シグネチャを使用不可にできません。
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ビジネス・プロセス・ルールの構成による作業定義管理の承認者の決定 次のステップを実行します。
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「設定および保守」作業領域で、次の項目に移動します。
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オファリング: 製造およびサプライ・チェーン資材管理
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機能領域: 施設
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タスク: サプライ・チェーン管理のタスク構成の管理
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作業定義管理の承認ルールを定義します。
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電子署名の実装および電子レコードの生成の詳細は、『Oracle SCM Cloud製造およびサプライ・チェーン資材管理の実装』ガイドの「電子署名および電子レコードの実装」の章を参照してください。