プロセス作業オーダーの工程トランザクションのレポート

プロセス製造作業オーダーの作業オーダー工程について、生産オペレータとして、所要数量の入庫を完了するために実行できるステップを次に示します。

「作業実行」作業領域で、「概要」ページ上の製造組織を確認します。正しい組織でない場合は、「組織の変更」をクリックして、必要な組織に設定します。
「作業実行概要」ページの「タスク」ペインで、「作業手配リストのレビュー」リンクをクリックします。

「作業手配リストのレビュー」ページの「検索」リージョンを使い、トランザクションを実行したい作業オーダーを検索します。特定ステータスの作業オーダーを検索することもできます。ステータスによって作業オーダーを検索する場合の属性をリストします。

フィールド	値
作業領域	作業オーダーの作業領域を選択します。
ワーク・センター	作業オーダーのワーク・センターを選択します。
ステータス	作業オーダーのステータスを選択します。有効な値は、「完了」、「オプション」、「準備完了」、「否認」、「廃棄」です。
作業オーダー	作業オーダーを入力します。
作業方法	作業オーダーの作業方法を選択します。有効な値は、「ショップ型製造」および「プロセス製造」です。プロセス製造作業オーダーの場合は、「プロセス製造」作業方法を選択します。ノート: 「作業メソッド」フィールドは、拡張検索を実行する場合にのみ使用できます。

「検索」をクリックします。

検索基準に一致するレコードが表示されます。

ノート:
次のフィールドを使用して、要件に従って検索を実行することもできます: 品目と開始日、完了日、シリアル番号。
(オプション)「拡張検索」をクリックします。

検索基準に一致するレコードが表示されます。

ノート:
次のフィールドを使用して、要件に従って拡張検索を実行することもできます: 作業領域、ワーク・センター、ステータス、作業オーダー、開始日、完了日、シリアル番号および作業メソッド。
工程トランザクションを実行する作業オーダーを含む行を探します。最初の列の展開アイコンをクリックして、行を展開表示します。
「完了」、「否認」または「廃棄」の数量を入力します。
「詳細付きで完了」をクリックします。

「詳細付きで完了」オプションは、「完了」、「否認」または「廃棄」の数量でのみ使用でき、複数の数量を移入することはできません。

製品トレイン・ストップが表示されます。
製品トレイン・ストップで、「トランザクション日」をシステムの現在の日時のままにします。
「トランザクション・ノート」フィールドに任意の値を入力して、トランザクションの情報を示します。
「次」をクリックします。

資材トレイン・ストップが表示されます。
資材トレイン・ストップ内で、作業オーダー工程品目から導出された行程プルの資材所要量をレビューします。
トランザクションを実行する資材について、「処理対象」の数量を更新します。

ノート:
「取引:至」の数量は、作業オーダー定義からデフォルト設定され、実際の使用量を反映するように更新できます。バックフラッシュ中の数量は変更できます。この変更は、工場パラメータ設定に基づいて許可されます。この設定は、「材料」または「両方」として設定する必要があります。
「次」をクリックします。

リソース・トレイン・ストップが表示されます。
リソース・トレイン・ストップ内で、トランザクションを実行するリソースの「チャージ対象」数量を更新します。

ノート:
「請求:至」の数量は、作業オーダー定義からデフォルト設定され、実際の使用量を反映するように更新できます。自動処理中に数量を変更できます。この変更は、工場パラメータ設定に基づいて許可され、「リソース」または「両方」として設定する必要があります。
「次」をクリックします。

在庫トレイン・ストップが表示されます。

プロセス製造作業オーダーの場合、工程完了のすべての工程に対して在庫トレイン・ストップが表示されますが、「否認」または「廃棄」トランザクションには表示されません。製品に対して事前割当済のロット番号を使用した製品完了の場合、事前割当済のロット番号に対してのみ完了できます。この工程に対して、アドホック出力品目を追加できます。出力品目の追加、デフォルトの出力品目の削除または数量の変更を行うことができます。
在庫トレイン・ストップで、トランザクションを実行する出力品目について、「出力タイプ」を製品または副産物に更新し、「処理対象」の数量を更新します。

ノート:
プライマリ出力品目には、少なくとも1つのロット番号が事前に割り当てられている必要があります。他の製品および副産物へのロット番号の事前割当はオプションです。プロセス製造作業オーダーに対する「処理対象」の数量のデフォルト出力品目値が予想数量になります。「取引:至」フィールドは手動で更新できます。出力品目がシリアル管理される場合、トランザクション可能数量は1になります。「取引:至」数量の検証はできません。
次の場合は、「ロットの生成」または「シリアルの生成」をクリックします。
- 製品が、「製品情報管理」作業領域で「全ロット管理」が有効として設定されている場合は、必要数の行を選択し、「ロットの生成」をクリックして、製品の連続ロット番号を自動生成できます。
- 製品でシリアル管理が有効になっていて、シリアル生成属性が「製品情報管理」作業領域で「在庫受入時動的入力」として設定されている場合は、必要数の行を選択し、「シリアルの生成」をクリックして、製品の連続シリアル番号を自動生成できます。
ノート: ロット番号とシリアル番号を手動で入力することもできます。
「保存してクローズ」をクリックします。

作業オーダー工程のための所要数量の入庫が完了したことを示す確認メッセージが表示されます。

ノート:

工程トランザクションでは、二重単位がサポートされています。二重単位の資材を出庫する場合は、セカンダリ数量を指定する必要があります。二重単位の製品を完了する場合は、セカンダリ数量を指定する必要があります。すべてのトランザクションにおいて、セカンダリ単位はProduct Information Managementの品目定義から導出されます。セカンダリ数量のみユーザーが入力します。