生産から原価計算へのトランザクションの転送
「生産から原価計算へのトランザクションの転送」処理は、作業オーダーの正確な原価計算のために、製造実行トランザクション詳細および作業オーダー・ステータス更新を原価計算に転送するために使用されます。
リソース・トランザクションの例を次に示します。 このアプリケーションは、リソース・トランザクション表のレコードを読み取ります。 リソースが原価計算済リソースで、原価計算インタフェース済属性が「いいえ」として設定されている場合、トランザクション・レコードは原価計算に転送されます。 転送が成功すると、トランザクション・レコードの原価計算インタフェース済属性が「はい」として設定されます。 「原価計算」属性がリソース定義で有効になっていない場合、そのようなリソースのリソース・トランザクション・レコードは原価計算への転送対象となりません。
ショップ型作業オーダーと処理作業オーダーの両方が転送されます。
この転送の一環として、Oracle Manufacturingから原価計算に次のものがインタフェースされます。
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原価計算済リソースに対するリソース・トランザクション
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すべての工程トランザクション
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すべての作業オーダー・ステータス更新
プロジェクト固有の製造を実行するために、リソース・トランザクションは次のプロジェクト詳細によってエンリッチされます。
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支出タイプがリソースに関連付けられた支出タイプに設定されています。 支出タイプがリソースに関連付けられていない場合は、「デフォルト支出タイプの管理」ページの労務/非労務トランザクション・タイプに関連付けられた支出タイプに設定されます。
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支出項目日がリソース・トランザクション日に設定され、支出組織が製造工場に設定されます。
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ユーザー定義属性値などの他のプロジェクト詳細は、プロジェクト固有の作業オーダーから導出されます。
「生産から原価計算へのトランザクションの転送」ページ(作業実行概要ページからアクセス可能)を使用すると、オンデマンドでプログラムを実行したり、特定の時間間隔で実行するようにプログラムをスケジュールすることができます。
オンデマンドでプログラムを実行するには、次のステップを実行します。
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「生産から原価計算へのトランザクションの転送」ページの「パラメータ」リージョンでは、一定の値を選択する必要があります。
下の表に、ページ上の様々なパラメータに入力する必要のある値を示します。
フィールド
摘要
工場
製造工場の名前。
ソース・システム
レコードを生成したソース・システム。 デフォルト値は、Allです。
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「送信」ボタンをクリックします。 プロセスが発行されたことを示すメッセージが表示されます。
プログラムをスケジュールするには、次のステップを実行します。
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「生産から原価計算へのトランザクションの転送」ページで、「拡張」ボタンをクリックします。 「生産から原価計算へのトランザクションの転送」ページが再ロードされ、「スケジュール」タブおよび「通知」タブの2つの新しいタブが表示されます。
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「スケジュール」タブでは、一定の値を入力または選択する必要があります。
下の表に、ページ上の様々なパラメータに入力する必要のある値を示します。
フィールド
摘要
実行
「スケジュールの使用」オプションを選択します。
頻度
プログラムを実行する間隔を選択します。 また、保存されたスケジュールを選択することもできます。
開始日
そのスケジュールに従って、プログラムの実行を開始する日付を選択します。
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「送信」ボタンをクリックします。