プランニング・プロセスでの様々な作業定義と品目構成の収集方法
サプライ・チェーン・プランニング作業領域の作業定義および品目構成データが、Oracle Fusion Cloud Manufacturingで定義されたものと一致しない場合があります。
心配する必要はありません。 プランニング・アプリケーションでは、作業定義および品目構成が定義されて製造ソース・システムで関連付けられた方法に基づいて、データが収集および使用されます。
ソース・システムの作業定義および品目構成
作業定義は、プランニング・アプリケーションのデータのプライマリ・ソースです。 プランニング・プロセスでは、製造オーダー品目の作業定義を使用してコンポーネントおよびリソースの所要量を特定します。 作業定義が定義されていない場合、プランニング・プロセスでは、定義済の品目構成が使用されますが、コンポーネントの計画のみが実行されます。 作業定義が定義されていて、品目構成が関連付けられていない場合は、その作業定義にアドホック・コンポーネントを手動で追加できます。 品目構成が関連付けられている場合でも、品目構成内のコンポーネントとともに、作業定義にアドホック・コンポーネントを追加できます。 作業定義は1つの品目構成にのみ関連付けることができますが、1つの品目構成を親品目内の複数の作業定義に関連付けることができることに注意してください。
プランニング・データ・リポジトリの作業定義および品目構成
製造ソース・システムでは、品目の作業定義および品目構成を様々な方法で定義して関連付けることができます。 次の表に、最も一般的なソース・システムの組合せと、収集およびプランの実行プロセスが適切に処理される方法を示します。
Oracle Manufacturingの定義 |
プランニング・データ・リポジトリ内の品目構成名と作業定義名 |
プランニング収集プロセス |
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品目に対して定義されたのは品目構成のみです。 作業定義は定義されません。 |
品目構成名が存在し、作業定義名はありません |
プランニング・プロセスでは品目構成情報が収集されますが、ルーティング、工程または品目リソースの情報は収集されません。 プランニング・プロセスでは、品目構成を使用してコンポーネントが計画され、リソースは計画されません。 |
作業定義のみが品目に定義されます。 品目構成は定義されません。 |
作業定義名が存在し、品目構成名はありません |
プランニング・プロセスでは、作業定義情報を収集して、品目構成および工順情報が移入されます。 プランニング・プロセスでは、作業定義で使用可能なアドホック・コンポーネントおよび工程割当に基づいて、品目構成内のコンポーネント情報および工程連番が移入されます。 プランニング・プロセスでは、作業定義情報を使用して、コンポーネントとリソースの両方を計画します。 |
品目構成と作業定義の両方が品目に定義されます。 |
作業定義名と品目構成名の両方が存在します |
プランニング・プロセスでは、作業定義に関連付けられたコンポーネントを使用して計画します。 プランニング・プロセスでは、作業定義に関連付けられていない品目構成のコンポーネントは考慮されません。 作業定義内の品目構成コンポーネント使用を上書きできます。 コンポーネントが作業定義に関連付けられている場合、プランニング・プロセスでは、品目構成からコンポーネント属性(コンポーネントの有効性など)が収集されます。 プランニング・プロセスでは、作業定義を使用してリソースを計画します。 |
品目構成と作業定義の両方が品目に定義されていますが、作業定義は品目構成を参照していません。 アドホック・コンポーネントは、作業定義工程に割り当てられます。 |
作業定義名が存在し、品目構成名はありません |
プランニング・プロセスでは、Oracle Fusion Cloud Product Lifecycle Managementの品目構成からではなく、作業定義からコンポーネントが収集されます。 プロセスでは、作業定義工程割当に基づいてコンポーネントを計画し、作業定義に基づいてリソースを計画します。 |