メジャー・データのプランニング表へのインポート
大量のデータを処理する場合は、プランニング・ピボット表からMicrosoft Excelにデータをエクスポートできます。
データをエクスポートしたら、スプレッドシートの任意のプランニング・メジャーを編集して調整できます。 スプレッドシートでオフラインで変更を完了したら、更新されたプランニング・データを同じ表にインポートできます。 プランニング表データのアップロード・スケジュール済プロセスを開始するには、開いた表のツールバーの「インポート」アイコンをクリックして、スプレッドシートを選択します。
インポートするスプレッドシートの構造と形式は、プランニング表と同じである必要があります。 インポートされるスプレッドシートは、表に表示されるすべてのレベルに一致していれば、集計のどのレベルでもかまいません。 インポートするファイルを選択すると、プランニング表データのアップロード・スケジュール済プロセスによって、バックグラウンドで表がバッチ・モードで更新されます。 インポート・プロセスによってバックグラウンドでデータがアップロードされている間、他のサプライ・チェーン・プランニング・タスクで作業できます。 アップロード・プロセスが完了すると、データをアップロードしたプランナには、表の「インポート」アイコンに緑色のチェック・マークが表示されます。
アップロードしたデータをプランニング表に表示するには、「プランニング表データのアップロード」スケジュール済プロセスの完了後に表をリフレッシュします。
プランニング表へのデータのインポートは、供給プランニング、セールス・アンド・オペレーションズ・プランニング、需要管理、補充プランニングおよびプランニング・セントラルのすべてのピボット表で使用できます。 データのインポートは、標準グリッドなどの非ピボット・ビューや「プランの作成」表などのその他のビューでは使用できません。
メジャー・データのインポートのヒント
スプレッドシートからプランニング表にデータを正常にインポートするためのいくつかのヒントを次に示します。
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インポートされるファイルは、.xlsxファイル拡張子のMicrosoft Excelファイルである必要があります。
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インポート・プロセスでは、編集可能なメジャーのみが更新されます。
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インポートされるファイルの形式は、プランニング表の形式とまったく同じである必要があります。 次に例を示します。
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アップロードされるファイルとターゲット表には、同じ数の行と列が含まれている必要があります。
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スプレッドシートで指定されたレベルが一致している必要があります。 品目や組織などのレベル名はヘッダー列として表示する必要はありませんが、レベルを表す列と行は一致している必要があります。
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それぞれのレベルの行および列のメンバーは、同一であり、同じ順序である必要があります。 メンバーは省略できず、新規メンバーの追加はできません。
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メジャー列には、すべての組合せについて、プランニング表と同じメジャーが必要です。
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インポートされるファイルのまったく同じメンバーの組合せが、表の列ヘッダーと行ヘッダーに同じ順序でリストされている必要があります。 品目名や期間などのすべてのメンバー名は、これらの組合せに更新がない場合でも、インポートされるファイルに同じ順序で存在する必要があります。 通常、表をエクスポートしてオフラインで編集し、その同じファイルをインポートに使用することで、必要な順序を実現できます。
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すべての日付値は正しい日付書式である必要があります。
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更新プロセスの進行中に表でデータを直接更新する場合、更新が同じ組合せとメジャーのものであれば上書きできます。
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複数のユーザーが同じ表にファイルをインポートすると、最後に終了したインポート・プロセスによって他のファイルが上書きされます。 複数のユーザーによる頻繁な更新が必要なプランニング表の場合、Oracleでは、適切なフィルタを使用して異なる表を作成することをお薦めします。
インポート・プロセスに関する追加情報
プランニング表へのデータのインポートについての追加情報は次のとおりです。
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ページ・フィルタがある表はインポートに使用可能ではありません。 インポートに表を使用するには、ページ・フィルタを削除するか、表構成でメンバー・フィルタを使用します。 表構成でメンバー・フィルタとして指定されたフィルタが考慮されます。
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インポート・プロセスでは、ワークブックの最初のワークシートのみが評価およびインポートされます。 ワークブックに他のワークシートが含まれている場合、インポート・プロセスではそれらは無視されます。
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ワークシートには、ネイティブのExcelコメントおよび条件付き書式を含めることができます。 インポート・プロセスでは、これらのコメントと条件付き書式は無視されます。
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セルに別のセルに基づく式がある場合、インポート・プロセスは式を評価し、結果を使用します。 その別のセルは、同じワークシート内にあることも同じワークブックの別のワークシート内にあることもあります。
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インポート・プロセスでは、インポートを実行しているプランナに割り当てられたデータ・セキュリティ・ルールが使用されます。