供給プランニングでのシミュレーション
シミュレーションを使用して、「供給プランニング」作業領域でwhat-ifシナリオを分析します。
再作成および分析するシナリオは、サプライ・チェーンの改善、製品の需要の増加への対応、または障害の軽減を目的とすることができます。
シミュレーションを使用して分析できるシナリオの例を次に示します。
- 品目のプロセス・リード・タイムが10日から7日に短縮されると、どのような影響があるか。
- リソース能力を週45時間に増やすとどうなるか。
- 既存の供給に対するサプライヤからの遅延の影響はどのようなものか。
- 大きな営業商談のため需要が増加した場合、品目の定時搬送を履行できるか。
シミュレート方法
次の2つの方法でシミュレートできます。
- 計画内の編集により: このアプローチでは、「現在のデータでリフレッシュしない」オプションが選択された状態で、既存のプランのデータを編集します。 プランはリフレッシュされません。 この方法の利点は、プランを永続的に変更することなく、一時的なシナリオを予測できることです。 必要に応じて、シミュレーション・セットに対する変更を保存して、将来使用できるようにします。
- シミュレーション・セットの使用により: このアプローチは、変更が長期的なものであり、プランの実行をまたいで維持する必要がある場合に使用します。 このアプローチでは、シミュレーション・セットを作成してプランに保存します。 シミュレーションがプランに保存され、今後いつでも使用できるように、プランをリフレッシュする必要があります。
シミュレーション・セット
シミュレーション・セットとは、プランの実行前にプラン・オプションに含める変更したデータの集合です。 シミュレーション・セットを使用すると、プラン実行中にプランにコピーされた収集データを上書きして、変更されたデータの影響を確認できます。 たとえば、品目のリード・タイムまたはオーダー・モディファイアを変更してプランニング結果をテストできます。 シミュレーション・セットは「プラン・オプション」で追加できます。
「プラン・オプション」でシミュレーション・セットを追加し、シミュレーションの実行前に次のエンティティの属性を編集できます。
- 品目
- 品目構成
- リソース
- リソース可用性
- 工順
- 経路リソース
- 供給および需要
- サプライヤ
- サプライヤ生産能力