伸縮式タイム・バケットを使用する供給プランでの例外の計算方法
供給プランで伸縮式バケットを使用する場合、プランニング・プロセスでは、プラン・オプションでプランニング・タイム・バケットに指定した内容に基づいて例外メッセージが処理されます。
この表は、日数より大きいタイム・バケットを使用する場合にプランニング・プロセスでどのように例外が計算されるかを説明しています。
例外タイプ |
計算ロジック |
---|---|
|
プランニング・プロセスでは、供給オーダーがプランニング・タイム・バケット間で再スケジュールされた場合にのみ、例外が再スケジュールされます。 プランニング・タイム・バケット内のオーダー期日の再スケジュールは、例外をトリガーしません。 |
|
供給日と需要日が異なるプランニング・タイム・バケットにある場合のみ、プランニング・プロセスによって遅延供給または遅延補充の例外が生成されます。 たとえば、販売オーダー提示期日が週の途中であるとします。 供給の提示期日は、週の最終稼働日です。 この場合、プランニング・プロセスでは、「販売オーダーにペグされた遅延供給」または「販売オーダーの遅延補充」の例外は生成されません。 一方、販売オーダー提示期日が週の途中であるとします。 供給の提示期日は、次の週の最初の稼働日です。 この場合、プランニング・プロセスによって例外が生成されます。 |
|
プランニング・プロセスでは、有効数量がプランニング・タイム・バケット・レベルで必要な数量より少ない場合にのみ例外が作成されます。 プランニング・プロセスは、プランニング・タイム・バケットの最終日に予測使用可能残高を使用して、品目不足を評価します。 プランニング・プロセスでは、プランニング・タイム・バケット内の日々の変動は無視されます。 |
|
プランニング・プロセスでは、有効数量がプランニング・タイム・バケット・レベルで必要な数量より多い場合にのみ例外が作成されます。 プランニング・プロセスは、プランニング・タイム・バケットの最終日に予測使用可能残高を使用して、品目過剰を評価します。 プランニング・プロセスでは、プランニング・タイム・バケット内の日々の変動は無視されます。 |
|
プランニング・プロセスでは、有効生産能力がプランニング・タイム・バケット・レベルで必要な生産能力より少ない場合にのみ例外が作成されます。 たとえば、週次バケットでは、週に数日間、リソースに過負荷が生じる場合があります。 週レベルの有効生産能力が必要生産能力を超えているかぎり、プランニング・プロセスではリソース過負荷の例外は生成されません。 プランニング・プロセスでは、プランニング・タイム・バケット内の日々の変動は無視されます。 |