サンプル外予測調整のための履歴オフセットの使用
このトピックでは、サンプル外予測調整またはバック・テストを実行するために、予測プロファイルの履歴オフセットを使用する方法について説明します。
需要プラン、需要および供給プラン(「需要および供給プランニング」作業領域)または補充プランの「プラン・オプション」ページの「需要」タブで、「予測プロファイル」セクションに履歴オフセットを設定します。 履歴オフセットを設定すると、予測開始日は履歴終了日の1バケット後になります。
履歴オフセットを使用する利点
履歴オフセットを使用すると、履歴終了日を過去にシフトできるため、実際のデータがある期間の予測を生成できます。 予測を、履歴終了日から現在の日付までの期間の実際のデータと比較することで、予測プロファイルで使用されている予測方法、原因ファクタおよび予測パラメータを正確に微調整し、統計予測の信頼性を高めることができます。
この機能を使用すると、数か月間待機することなくデータを収集して予測と比較できるため、予測プロファイルを微調整できます。
履歴オフセット使用時の注意点
履歴オフセットを使用するときには、次の点に注意する必要があります。
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履歴オフセットを使用するための予測プロファイルを作成することをお薦めします。 出力メジャーが他の予測プロファイルで使用されていないことを確認してください。
この予測プロファイルには、統計予測に使用する他の予測プロファイルで使用されている予測方法、原因ファクタおよび予測パラメータを含める必要があります。
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履歴オフセットでは、「予測タイム・レベル」フィールドで指定したタイム・レベルが使用されます。
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履歴オフセットを設定または変更すると、履歴開始日、履歴終了日および予測終了日が自動的に更新されます。
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履歴オフセットを使用する場合は、プラン内の表およびグラフに、新しい履歴開始日および終了日を含む十分な日数の履歴データが表示されることを確認してください。
表およびグラフのプラン開始日までの履歴需要を表示する日数は、「プラン・オプション」ページの「需要」タブから開く「需要: 詳細オプション」ダイアログ・ボックスの「需要履歴日数」フィールドを使用して制御できます。 時間フィルタが指定されていない場合、表およびグラフのプラン開始日までの履歴需要を表示する日数を入力します。 デフォルトは182です。
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データに季節性がある場合は、トレンドが把握され、正確な統計予測が生成されるように、新しい履歴終了日より少なくとも2年前の履歴が必要です。 新しい履歴終了日から1年未満の履歴のみがある場合、正確な統計予測を生成できません。
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履歴オフセットは、予測プロファイルの履歴平均を格納するメジャーの計算では考慮されません。 かわりに、履歴の平均値の計算に元の履歴終了日が使用されます。
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プランが補充プランまたは供給プランの需要スケジュールとして使用される場合、履歴オフセットは考慮されません。
履歴オフセットを使用した統計予測の調整
統計予測の調整のために履歴オフセットを使用するステップの概要を次に示します。
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通常使用する予測プロファイルを使用してプランを実行します。
「プランの実行」ダイアログ・ボックスの「パラメータ」タブで、「詳細」の下にある「現在のデータでリフレッシュ」を選択します。
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履歴オフセットを使用するための予測プロファイルおよび出力メジャーを作成します。
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新しい予測プロファイルをプランに添付し、履歴オフセットを設定します。
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新しい予測プロファイルを使用してプランを実行します。
「プランの実行」ダイアログ・ボックスの「パラメータ」タブで、「詳細」の下にある「現在のデータでリフレッシュしない」を選択します。 統計予測を微調整するかぎりでは、「現在のデータでリフレッシュ」を選択する必要はありません。
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予測を実際のデータと比較し、予測方法、原因ファクタおよび予測パラメータを微調整します。
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統計予測に使用する予測プロファイルの予測方法、原因ファクタおよび予測パラメータを変更し、その予測プロファイルを使用してプランを実行します。